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Happy Life 戦略通信 vol.494

0サムゲームという言葉を聞いたことがありますか?簡単に言ってしまうと常に0だということ。買い手がいて売り手がいる。右があって左がある。光があるから影がある。頑張る人がいるから頑張らなくていい人がいる。
というように、陰陽の概念と近い概念だと思います。
私たちは、日々成長しようとさまざまなことに夢中になり、集中し、努力しています。仕事についても然り、恋愛も、趣味も、日々の生活も常に根本には成長しようという本質の現れではないかと思います。だから感情的になり、時には怒り、時には悲しみ、時には喜び、というようなことを日々繰り返していくのだと思います。
この成長しようとする過程の中のほとんどは欲だと言えます。遺伝子は利己的にできていますのである意味「自分さえよければそれでいい」ということが細胞レベルであります。これは自分自身を守るということ、死なないという強い意志、そういうことが感じられますがとても必要なことだと思います。利己的にできているからこそ、身体的、精神的になダメージの修復にも必死に対応するのだと思います。欲によって、世界は発展してきました。自分にとって不都合なこと、嫌なことはどうしよう?どうしたらもっと良くなるのか?こんな一人一人の問いかけが、群衆となり、今の世界に反映されています。結果的に無駄も同時に生まれてきています。フードロス問題や、無駄な開発、無駄を維持するためのさまざまな行動や出来事、経済活動ということも理由の一つにありますが、それらも人の心理が作り出しているものですから欲によって行われていると思います。欲が悪いわけではなく欲の使い方、欲の矛先、がどうなっているか?が問題だと考えます。
世の中は陰陽である程度の話は成り立ちます。つまり、今のまま進むことは同時にその対極も同じようになっていますから、その状況が私たち人間や、私たちを含む地球全体の大自然にとって良いことなのかを感気ていく必要があると思います。
「がん」というものがあります。一見私たちにとっては不必要なものと捉えてしまいます。ところがこれはどこからか突然きて寄生したものでもありません。我々が自分自身で作り出しているものです。敵でもなんでもなく仲間なのですが、このがん細胞もどんどん増殖し、やがては自らが生きてはいけないような状況にし、やがては無くなってしまうという結末を迎えます。
大きな視点にすると、今の世界を反映しているようにも見えてなりません。
自分自身の生活、身の回りのことなど身近なところについてもそれは大きく変わらないと思います。何かしている、何かが起きている、その対極があることを知ってください。今やることが楽しいことであればその対極もありますので、気持ちも感じ方も変わってくると思います。反対に今が悲しい、辛いのであればその対極もありますので、前向きな感覚になれるのではないでしょうか。
0サムゲーム。頭の片隅に置いておくことで何か今までと違った考え方ができるようになるといいですね。

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