読んだ本 #001 [カンナビノイドの科学]
初めてボロボロになるほどに読んでいる本
CBDに関わると決めた5年前から、今でもよく開いて読み返すことがいちばん多い本。見出しのとおり、初めてボロボロになるほどに読んでいる本でです。
この本の良いところは、『ゼロから日本人が書いている』ところ。
大麻由来のカンナビノイド系の研究は欧州や諸外国の方が進んでいる(内因性カンナビノイドについては日本は先進)ため、英語で書かれ日本語に訳されたものはいくらかある。
んだけど。
日本においての『大麻』という存在は、諸外国のそれとは明らかに異なっていて、単なる薬草や薬の原料やハイになる嗜好品としての大麻やカンナビノイド『だけじゃない』部分を、この本は補完してくれているんです。
大麻は世界的にまだまだ規制が厳しい国があるぐらいの存在です。なので、国によって印象も違うし、法律やそれを遵守する重みも、全く異なります。
そう言った部分で、日本人が日本人目線で書いている、貴重な一冊なんです。
知りたかったことが全部書いてあった
もうこれさえ読めれば、日本の現状と問題点、成分の特徴、どこまでどの成分が研究されているか、エンドカンナビノイドシステムの概要、逆光性シグナル伝達、ECS以外の受容体への影響、など、科学的なことはだいたいわかります。
ただ、使ってある用語がやや専門的なので、理解するのに、単語の意味を調べ直したりする必要がありました。なんせ最初はど素人なもので。
でも時間が経ち、知識のベースができてくるにつれ、書いてあることで、前はわからなかったことがわかるようになってくると、さらに「もうこれバイブルじゃん」となってきています。
さすがに2015年にまとめられたそれ以前の研究のまとめ本みたいなものなので、最新の研究内容はカバーできない、んだけど、基礎的な内容が、まだまだ、読むたびに理解が深まったりします。
アメリカ出張いったときも連れて行きましたw
この一冊を読まずして、日本の麻由来カンナビノイドは語れない、いや、語るべきではないと言える程に、推しの一冊です。
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