『服好き日記#20』結局、モードってなんなのさ。
2024時3月31日。日記を始めて20日目でございます。
3月も今日で終わり、、そろそろ桜が咲く頃でしょうか。
楽しみで仕方ありません。
さて、本日の議題は「モードとは、何か」。
ファッションの系統を答える際、
よく使われる「モード」というワード。
あなたはモードと言われて何を思い浮かべますか?
きっと、
ほとんどの人は、「オールブラックスタイル」を思い浮かべるでしょう。
でも、実はそれってモードじゃないんです。
モード=オールブラックとかモノトーンでかっこいい、というイメージから今やそれをモードという人が多いですが、間違いです。
モードの真の意味。
それは、「流行の最先端」という意味です。
つまり、実際のところモードに黒という縛りはなく、そのときの最先端のスタイルを指すということ。
ちなみに、
モード=オールブラックスタイルというのは日本特有のイメージで、それはいわゆる「モード系ファッション」という分類に入ります。なので、「モード」と「モード系ファッション」はまた別である、ということ。
そして、モード系ファッションというのは日本でしか通用しません。つまり、海外でモード系ファッションといっても伝わらないか、流行の最先端であるモードとして伝わってしまうでしょう。
また、このモード系ファッションというのは
モノトーンであると同時に、個性的なシルエットやデザインの服を着ている際にも使われているようです。
それじゃあ「モード系ファッション」は、
いつ、なぜ、生まれたのか。
既にモードという言葉があるのに、いつ、なぜ、別の意味を持つモード系ファッションが生まれたのか。それは、1980年代の「黒の衝撃」に起源するようです。
黒の衝撃とは、現在世界的に有名なブランドである「Yohji Yamamoto」と「COMME des GARCONS」が当時、パリコレで黒を全面的に押し出した出来事。
当時、黒は反抗や反逆精神という意味を持ち、タブーとされていました。それを、服にして押し出したコレクションはかなり衝撃的だったようで、ファッションの既成概念を覆したと言われます。
このコレクションは、当時のモード(=最先端の流行)でしたが、本来のモードという言葉と黒の衝撃(黒い服の打ち出し)という印象的な出来事の混在により「モード系ファッション」が誕生したのだそうです。そのモード系ファッションのイメージは、今も変わることなく日本では使われているということでしょう。
さて、本日は「モードとは何か」という議題で、文章を書いてみました。
まとめると、
・モードは、本来「最先端の流行」という意味である。
・モード系ファッションは、日本特有の言葉であり、黒の衝撃を起源に、モノトーンや個性的なスタイルのことを言う(本来のモードの意とは、異なる)。
こんなところでしょうか。
振り返れば、
「Yohji Yamamoto」や「COMME des GARCONS」は、モノトーンを貴重する服を打ち出すと同時に、個性的なお洋服を提案することも特徴として挙げられます。そういったことからも、日本で「モード」と言うと、モノトーンで、かつ個性的なシルエットやデザインのイメージが印象深いのかもしれません。
それでは、また明日の投稿で!
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