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去年読んだ本10傑、マクロのおすすめ本も掲載。

去年も良い本に出合えました。それをまず心から感謝。
またまた良い本に出合えることを願って。
順番は、読みやすい順です。

先ずはマクロ経済学の3冊
マクロ経済学 二神孝一著 有斐閣
動学マクロ経済 同上 日本評論社
実証から学ぶ国際経済 清田耕造著 有斐閣

魏武注孫子 曹操著 講談社学術文庫
ジョン・メイナード・ケインズ スキデルスキー著 日経
ミクロ経済分析 ヴァリアン著 勁草書房
貨幣経済の動学理論 小野善康著 東大出版
ルベーグ積分入門 テレンス・タオ著 朝倉書店
測度から確率へ 佐藤坦著 共立出版
測度と積分入門から確率論へ ツァピンスキ、コップ著 培風館

この後は書評
マクロ経済学 二神孝一著 有斐閣
中級マクロテキストの本。これくらいまでは学部生も
軽くこなしたい。経済数学知識は多少いるものの、
扱ってるトピックは新しく、院試にまで対応できる優れもの。
ぜひマスターを!

動学マクロ経済 同上 日本評論社
DGE、動学の本。動学と聞いてビビってしまう子も
多いかもしれないが、日本では動学やる人は多いし、
意外に分かりやすくて、上級テキスト。興味ある方はぜひ。
個人的感想だが、装丁もかっこいいな。

実証から学ぶ国際経済 清田耕造著 有斐閣
国際経済とあるから当たり前だが、貿易の本。
厳密にいうとマクロじゃあないかもしれないが、
新貿易理論のみならず、新新貿易理論まで網羅している。
生産性や新成長理論にも詳しい。
経済に生きていると自分でデータを取るのは必須なんだが、
その初歩的やり方の参考にもなるはず。ぜひ読んでね!

魏武注孫子 曹操著 講談社学術文庫
江戸時代孫呉の教えと言って、
どの家庭にも孫子呉子があったらしいが、その孫子を
三国志の曹操が開設した本、面白いです。
別名、孟徳新書ともいうが実践編なども記載されており。
三国志好きにはたまらない。
当時世界一、頭が良かった、諸葛亮が出てくる中国。
やはり僕が好きなのも諸葛亮だろうな。キレッキレ。

ジョン・メイナード・ケインズ スキデルスキー著 日経
僕の最も敬愛する偉人ケインズ卿。
ケインズ卿、ケインジアンあっての今の僕だが、
文章の上手さもさることながら、気持ち悪いくらい、
ケインズ卿を調査しており、どっぷりと深みにはまる一冊。
今更なんていわないで一読をお勧めします。
「月に向かって撃て」なんてサブタイトル
かっこ良過ぎでしょう。

ミクロ経済分析 ヴァリアン著 勁草書房
中級ミクロの有名なテキスト。
マクロの人もここら辺までは、ミクロやっておきたい。
経済学を学んだ方ならわかる通り、
経済学やあらゆる事象現象は、経済学で説かねばならないからだ。
上級マクロに行ったときそれがわかるはず。
あきらめてはいけない。

貨幣経済の動学理論 小野善康著 東大出版
若いころ、小野モデルにあこがれたものだが、やっと読めた。
経済数学最後までやんないとさっぱりわからないだろうな。
日本のケインズと言わしめただけはある。
小野モデルの前段階を知ることもできる。

ルベーグ積分入門 テレンス・タオ著 朝倉書店
数学フィールズ賞を見事とった、
アメリカ最大の数学者タオのテキスト。なんも説明いらない。
ただ面白く読めればいい。
ルベーグ、確率論、関数解析と進むのだが、
それを考慮に入れても大事な一冊でしょうね。

測度から確率へ 佐藤坦著 共立出版
ツァピンスキが手に入らないならこの本で代用。
測度的確率論の、ルベーグをどう、確率に使うかがよくわかる。
値段も安値。経済学士や、ファイナンスの人は買うべき一冊。

測度と積分入門から確率論へ ツァピンスキ、コップ著 培風館
以前から評判がよく。しかし絶版なので、3万は中古でする。
何とか図書館で借りてもらい、今年は大満足。
分かりやすく、ルベーグを、確率にどう使うのか書いてあるので
ぜひ読んでくださいね。僕は洋モノも5千円で買いました。

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