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時代は「食育」を求めている?

食育に関する意識調査報告書(令和5年3月)から見えること

 農林水産省が行った食育に関するこのような調査があります。

それを少し、ポイントをまとめるとこのようになります。

食育への関心度
食育への関心度について『関心がある』人の割合は 78.9%だった。なかでも、子育て世代の30代、40代の女性においてはともに90%を超えており、食育に対して非常に高い関心があることがわかります。

引用:食育に関する意識調査報告書(令和5年3月)の概要より <農林水産省>

郷土料理や伝統料理について
郷土料理や伝統料理など、地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、食べ方・作法など の食文化を受け継ぐことは『大切だと思う』人の割合は 86.4%となっていて、郷土料理や伝統料理を大切に思っている方が多いことがわかります。

引用:食育に関する意識調査報告書(令和5年3月)の概要より <農林水産省>

 このように、食育の必要性は非常に高いと考えられます。また、日本の食文化に対する関心も高く、それを受け継ぎ、守っていくことも大切に考えている人が少なくないことが分かります。

 そのため、私は食育を通して日本の食文化を伝えるとともに、様々なことを子どもたちに料理体験を通して、学び、身に着ける機会をつくりたいと考えています。

 私は食育を推進する上でのビジョンとして
①正しい食は子どもの未来を輝かせる
②料理を教えるのではなく、人間力を高める
③食育は将来への重要なカギ

 また、これらのビジョンを実現するミッションとして

①楽しく調理技術が身につける
②栄養バランスや安全性を考え、調理する、食を選ぶ力=食選力をつける
③社会性や食事のマナーが身につける
④自分で考える力、自立心がつけるとともにコミュニケーション力を高める

 ということを食育を子どもたちにする上で実現したいと考えています。

一方で、私が今、非常に気になっていることがあります。

それは、子どもたちの生きる力を身に着ける際に重要となる体験活動の格差です。それは、同時に教育格差につながります。

文部科学省で体験活動は次のように定義されています。

体験活動の定義
自分の身体を通して実地に経験する活動のことであり、子どもたちがいわば身体全体で対象に働きかけ、かかわっていく活動のこと

1.1.体験活動の教育的意義:文部科学省 (mext.go.jp)

ですが、この体験活動は「地域や家庭の教育力の低下」を受けて、特に各家庭の教育力に大きく影響を受け、特に料理の体験はそのまま、子供たちの生活力に直結しており、大きな影響があります。

ですから、私は食育体験を通して、子どもたちに生きる力を養う機会を提供していきたいと考えているのです。



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