理系院卒(24卒)のエンジニア就活 備忘録
私が就活時には「理系院卒のエンジニア就活体験談」があまり見かけず、あったら良いなと思っていたので、就活の話をnoteにまとめておこうと思います。
最終的にはメガベン3社、外資IT1社から内定をいただきました。
プロフィール
まず私のプロフィールについてです。
私は理学修士の24卒です。学部から情報科学を専攻し、内部進学をしました。
就活で使った経歴(学業・研究)
研究室は一期生として入った
共同研究をしていた
学会への投稿8件
B3: 主著1、共著1
B4: 主著1、共著1、ポスターのみの学内研究会1
M1: 主著1(査読あり)、共著1
M2: 主著1(査読あり)、共著1(査読あり)
M1とM2に参加した国際学会の体験談は以下の二つです。
落単したことがない(GPAは3以上)
受賞2件
B3 学会発表1件
B4: 学内の研究発表会で1件
就活で使った経歴(課外活動)
2週間以上の技術系の業務を行うインターンは6社を経験
B1~B2: 2社
B4: 1社
M1: 3社
受賞5件
B1: ビジコンで4件
B2: ビジコン1件
趣味の課外活動
42tokyo
google STEP2021
build@mercari2020
SecHack365 2022
教育系の一般社団法人での活動
ハッカソンへの参加3回
大小関わらず、技術的なアウトプット約27個
メディア露出
youtubeやテレビ、記事の媒体で。
会社選び
正直、感覚で判断している項目もある。
事業領域: 関心が持てる領域か、盛り上がってそうな事業領域or異なる複数の事業領域を持っているか
盛り上がっている領域だと、社内にチャンスが多く舞い込んでくると思うため
複数の事業領域を持っていると、仮に他の事業領域に目移りしても、部署移動ができるため
成長しやすそうな環境か: 強い先輩がいるか、失敗に対する捉え方等
出社: 出社形態が柔軟か。フル出社を強制の場合、会社の近くに住める給料か。
気になるロールモデルがいるか: linkedinで元社員、社員の経歴を確認
会社の文化: 会社の文化と合いそうか
行動指針: 行動指針に共感できるか
行動指針に共感できない場合、入社後評価されにくそうなため
給与: 一人暮らしを苦なくできる給料か
就活スケジュール
本選考に関連する就活は(B4)2021年12月頃~2023年6月頃でした。
B4後期に1on1や逆求人等の就活サイトに登録し、M1の時にフルで就活を行い、M2は少し活動したぐらいです。
面接回数
面接面談回数は約107回でした。実質面接の役割を担っていそうに感じたため、面談もカウントしました。※逆求人1on1の企業面談は含めていません
1月1回
3月5回
4月10回
5月7回
6月10回
7月4回
8月10回
9月9回
10月6回
11月16回
12月29回
逆求人1on1回数
逆求人1on1イベントは7回参加しました。アカリク1回、サポーターズ6回(B4時に1回)です。
利用したサービス
主に逆求人サービスを利用しました。新卒エージェント(名前忘れました)を利用し、一つのESから複数の本選考に応募してもらっていました。各企業ごとに異なるESを書くのがしんどかったので。
サポーターズ
一番お世話になったと言っても過言ではない
アカリク/LabBase
理系向き逆求人と聞いたので使ってみた。どういう企業からオファーがもらえそうかの参考にはなった
外資就活ドットコム
外資系企業の情報を得たかったので使った。参考にはなった。
Offerbox
使っている人の話を聞いたので、どのような企業からオファーが来るか使ってみた。アカリク/Labbaseやサポーターズとは違う層の企業からオファーが来た。
LinkedIn
気になる企業の元社員がどのようなキャリアを進めたか調査するため。
気になる企業について気になる事を社員に質問するため。
OpenWork
企業口コミを見るために使った。
就活時のアピールポイント
とんでもなく尖った点が無いため、掛け合わせてアピールしました。基本的に以下の3点をアピールし、あとは面接官が求めているストーリーを適宜に選びました。
技術が好き
逆求人1on1イベントを通して「技術が好き」は反応が良いと感じました。そのため「技術的なアウトプットの量、うっかり1日20時間プログラミングした事がある、学業を人並みにやったのに技術系の課外活動も人並みにやった」をアピールしました
やるべき事をやりつつ、やりたい事をやってきた
「授業や研究」のやるべき事をやりつつ、課外活動をこれほどやりました!というアピールの仕方をしました。
正直、研究だけを見ると人並みの実績ですし、課外活動だけをみても同様に人並みだと思ったからです。
そのため両方やったとアピールすることに以下のことが達成すると思いました。
研究や課外活動のみを主に頑張った人と比べられない
面接官の記憶に残る
同じような話は記憶に残りにくいと思うため。両方を人並みに実績を残した人は比較的に少ないと思い、このようにアピールしてきました。
複数のものごとに取り組むのは、仕事でもよくある事だと思うため、有効なアピール方針だと考えました。
一期生ながら研究をこれほど行った
エンジニア就活なので一見使えなさそうと思っていたのですが、今振り返ると使えました!
体感では実務インターンを経験している人が多かったため、技術に関するガクチカを求められない限り、研究のガクチカを話していました。
なぜならインターンの話は被ってしまい、インターンを話す人の中で記憶に残る自信は無かったからです。技術力のアピールは複数のインターンに参加した事で、最低限はあると判断してくれるとも思ったからです。
「研究室一期生」という環境はそうそう被らないと思うため、研究のガクチカを話していました。
加えて研究のガクチカは「チームで長期期間協力して取り組み結果をもたらす、課題に対してアプローチの取り方、乗り越え方」と仕事面でアピールできる側面は多いため、使えると判断しました。
本選考
小中大企業を30社ぐらい受けました。そもそも内定をもらえるか不安であり、自分が合うと思う企業以外に合う企業も存在しているとおもうため、幅広く受けました。
思ったよりも複数の選考を同時に進めるのが大変だったので、一社から内定をもらった後は、受ける企業を3~4社に絞りました。
俗にメガベンチャーと言われる企業から3社、外資IT企業から1社から内定をもらい、就活を終えました。
新卒就活ゆえか、技術力で落とされる事は少なく、ほとんどカルチャーマッチしなかっただけのように感じました。
感想
悪かった点
修士課程は2年しかないのに、就活に時間を使いすぎたという気持ちが大きいです。早めに行きたい企業の方針や自己分析ができていたら、、とは思います。実際は難しかったので、複数企業を受けながら意思を固めるしかありませんでした。。
よかった点
逆求人メインに就活をしてきたためか、就活市場にエンジニアが少ない状況のせいか、肯定的な言葉を受ける事が多かったです。圧迫面接とか苦しく厳しいイメージがあったため、想像よりも優しい場面が多かったです。
最後までよんでいただき、ありがとうございました。
本当にいろんな方に支えられ、就活がなんとかなったので、その他で気になる事がありましたら、Xで連絡していただけたら可能な限り回答します。
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