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【WEEK7】 「かなしみ」の解放と、30人との対話時間

私は今、とてつもなく恋をしている。
寝ても覚めても、その人のことを想い、その人と相思相愛になりたいと心から願っている。

といっても、正確には、「人」ではなく「土地」なのだが。
北海道に来てからというもの、北海道に文字通り恋してしまっているのだ。この地に来てから、鳥のさえずりが聞こえる環境に身を置き、様々な自然の地に足を運び、道産の新鮮な食べ物を食し、心身ともに活力を得た。

住む土地によって、生きる力が呼び覚まされている感覚。

北海道という土地は、懐かしさも呼び覚ます。
湿度が低く、空が広く、空気が澄んでいるからか、小学校時代のアメリカを思い出す。どこまでも青い空と大きな木々で育った時代を。


滞在先の窓からの眺め


札幌市内であっても、脇道に逸れると、自然あふれる散歩道に出くわす。そして、その自然の中にいると思い出す。本来の自分の命の鼓動を。
来していたであろう太古の昔まで記憶が飛ぶ。

そうすると生命の力が溢れ出す。
空っぽのコップに注がれる水が満タンになって溢れ出すが如く、知らず知らずのうちに乾き切った心のひだが、ぷるぷるに潤っていくのを。

自分の内側は、こんなにも潤いを求めていたことに、北海道に来るまで気がついていなかった。正確に言うと、気づかないふりをしていたのだ。

北海道にきて1ヶ月半ちょっと。
エネルギーが満ちた自分になって初めて、取り扱えるものがあることを知った。


WEEK7 :
7月12日(水)- 7月18日(火)

私の奥底にはとてつもない悲しみが潜んでいる。

北海道の自然の中に身を置き、心身ともにエネルギーに満ちた。そのことで、「自分の中でフタをしていたことが開放される」その時が来たのだ。

話は突然飛ぶが、5年ほど前に出会った本がある。

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