コンポストは暮らしの循環づくりの「ことはじめ」にちょうどいい。なぜ惹かれるのに、始められないのか?
ミミズコンポストを始めたのはちょうど1年ほど前(そう、かなりのビギナーです)。以前、私がどれだけ、コンポストやるやる詐欺を繰り返していたか、という事を、言い訳と共に、つらつらとnoteに書きました。
いざ始めたら、ミミズが楽しすぎて、あちこちに楽しいよ!かわいいよ!と言いまわり、しまいには「オンライン・ミミズコンポスト部」というかなりプライベートなコミュニティをつくり、ミミズやコンポスト情報を収集してきました。
周りにも、コンポスト興味ある。始めたい。という声を散見します。みんなやはり腰は重いんですよね。私もそうだった。2年ダラダラしてたからよくわかります(苦笑)。
でも、コンポストは、焼却炉寿命問題あるからゴミ削減!とか、CO2がどうのこうの、とかをいったん置いておいても(その是非を議論するのはまた別の機会にして)、自分が消費したものを手元で処理をして土に還し、時にそれで野菜などを育てる、という小さな循環を体験できる、そしてちょっとの労力と場所でダイナミックな暮らしの変革が起きる、という効用があることをやってみて実感しました。
ゆえに「循環をつくろう」をビジョンとして小さくても事業をしている私としては、やはりコンポスト、みんなにやって欲しいな、と思います。
惹かれるのに、始められない理由を考える
だからみんなができない理由を考えました(私の経験も踏まえて)。
そもそも、自分たちが置かれている環境要因として、燃えるゴミになっていて焼却されるからまあいいかと思ってしまう、とか 自治体が生ゴミ回収していてコンポストしてくれるから必要性を感じない、というのもあるかもしれませんが、こちらはいったん置いておきます。
多くの理由は上に挙げた5個、こんなところでしょうか。
いろいろありますが、日本のような狭小で都市型の住環境では「失敗したくない(虫と匂い)」が大きいでしょう。
それを対策するための方法として、ふたつあると考えました。
解決と書かずに対策と書いたのは、虫の方は、やはり少なからず発生するものと思った方が良いからです。うちの5歳児子曰く「ハエとかは助けてくれるもの」だそうです。我が家で小蝿(フルーツフライ)が発生した時にも放っておけとなぜか子どもにアドバイスされました。そうしたらいなくなりました!
コンポストをはじめる阻害要因への対策はあるのか?
ただ嫌だなと思うものではあるので対策はしたい。その対策には、(課題にも挙げた)この2つを揃えることが有効だと思うのです。
・信頼できる情報を得て始めること(コンポスト容器の種類も基材なども)
・(虫は発生しうるとして)困った時に相談できる人やコミュニティの存在
それぞれコンポスト容器を作っている皆さんは情報発信しています。その皆さんか、地域のコミュニティや行政が相談の受け皿となっているケースもあります。YouTubeやブログでも体験を公開している人もたくさんいます。
でも、日本国内で(日本語で)さまざまな流派のコンポストを横断して、コンポスト情報を網羅し、緩やかに繋がれる場はざっと見たところ見つかりませんでした。
ないなら、つくろう
ここに来たら分断されている情報を、横断して知ることができる。
そして緩やかに相談できるコンポスト仲間ができる。
こういう場があったら、コンポストを始めるハードルを少しは下げることができるのではないかと思いました。もちろんリアルで、地域のコミュニティでこれが実現できればいちばんベストではありますが、なんといってもまだまだコンポスト人口は多くない。だから、同じ流派(コンポスト容器と種類)の人を見つけるのはそんなに簡単でもないし、多く集まることはないのが現状です。オンラインでのつながりも含めて考える必要があるのが日本の今だと思いました。
そしてないなら作ろうと思い立ち、シンプルに「コンポストをはじめよう、楽しもう、コンポスターになろう!」をスローガンに、コンポスト情報特化マガジンをこのたび立ち上げてみました。
コミュニティはいったんサイト内に併設せず、アカウントを持っていたら参加しやすいFacebookグループに置きました。
まだまだ情報量は少ないですが、ここから少しずつ増やしていきたいと思います。コンポスト始めたいな、と思っている方はぜひ覗いてみてください。
コンポストやってるから情報発信したい、載せてほしい、という方、コンポスト容器を開発しているという方、まちでコンポストに取り組んでいるという方もぜひお気軽にお問い合わせください。
みんなでコンポスターになりましょう。
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