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2020年の私の思考の断面。体験による思い出が乏しく、思考に偏った2020年を振り返る。

2020年が終わろうとしている。今年は本当にあっという間に過ぎ去り、なんだったのだろうか?という気持ちになっているここ数日。なぜ、こんなにあっという間だったのか。記憶に残っていること、思い出が少ないような感覚がある。記憶や思い出というのは見たもの、聞いたこと、触れたものに結びつくものではないか。同時に思考は思い出とはなりづらいのかもしれないと考えた(脳や記憶の話なのでお詳しい方もいるかもしれない)。

この1年、コロナウィルスにBlack Lives Matterのプロテスト、気候変動による山火事などたくさんの事態に遭遇し、行動は制限され、知覚経験に乏しいが、確実に思考と心理は揺さぶられた1年だった。

体験が減った原因はコロナウィルス感染症だ。3月よりSTAY HOME、学校はオンライン、家族以外の人と会う機会は少なくなり、行ける場所も減った。見るもの、体験するもののバリエーションが一気になくなったのだ。家の中の風景、家族との会話、近所の光景。抑揚や刺激は心理面では大いにあったが、会う人も行く場所も減り、肉体や知覚面では乏しかった。結果、2020年何したっけ?という気持ちになった年末だった(笑)。

2020年の記憶と価値は、おそらく頭の中、思考、心の中にたくさん存在する。でもそれは見えないものだから、鮮やかに蘇ることがない。でも、それを大切に見つめることは、2021年への道標として大切な作業となりそうだ。

2020年らしい思い出の振り返り方を考えた時、書くことは思考の表出であるとするならば、noteを振り返ることが、自分の記憶と思考を見ることにつながるのではないかと思った。そこで2020年の記事テーマを分類した。

スクリーンショット 2020-12-29 午前11.31.00

ここからは完全に自分語りだから(自己分析だから仕方ない)どうぞ離脱してください(笑)。ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!

2020年、仕事は収まっていないけど締めたいために、以降は完全に自分のために書く記事だ。

私の2020年とは何だったのか。日々徒然なるままに、なんとなくテーマを選んでnoteに30本ぐらいを投稿した。そのテーマを分類して、2020年の私の頭の中を見ておきたい。

移住、コロナ、Public Relation

この3つが三大関心事であったようだ。2019年に移住して、上期までは移住事業をやっていたわけだから頭の中の大半を占めていて当たり前だ。またコロナ、そこからの暮らしの変化はやはり今年は常に最大の関心事だった。

そして意外だったのがPublic Relation。日常の仕事の中でPublic Relationの職務が占める割合は、実は2割程度しか今はない。にも関わらず、日常的に考えていたんだなぁと気づいた(笑)。やはり私にとってのPublic Relationは、伴侶のようなものなんだ。

ちなみによく読まれた記事TOP3はこちらだった。

次点


消費と環境問題

実はよく読んでいただいた記事が、私の今年後半いちばんの関心事となっていたことだった。消費活動と環境について。

私は地方移住は、生産地により近いところにいくこと(つまりつくる暮らしを選ぶこと)ととほぼ同義だと思っている。都市部は分断されて、一人でも生きていけるような消費社会であるのに対して、地方部は繋がりと生産で成り立っているから。

移住を事業としていた今年の前半。私の関心事は、ここをいかに皆さまに飛び越えていただけるか?だった。だって移住事業やっていて、移住して欲しかったから、当然だ。

が、徐々にその思考が変わった。環境に寄り添っていくこと、みんなに優しい社会をつくること。そのためには、身を置く場所を変えたり、軸をずらしたり、より生産に近づいたりすることはとても大事だと思っている。住む場所を変えるのは正直手っ取り早い手段だ。が、その手段を講じて、一足飛びに消費を辞めて生産へと向かうことは容易なことではないとわかってきた。だとしたら、消費中心の暮らしと場所にいながらも、軸を少しずらしたり、消費の仕方を変えたり、生産に近づいたり。そこから始めたいと思い始めたのだった。

2020年は「消費と環境問題」のテーマは、移住があったから私が辿り着いたテーマだ。環境ともっと仲良くなること。そして消費を少し変えること。生産に近づけること。2021年への道標はこの3つになりそうだ。

2020年に出会った思考という目に見えず知覚できないものを、体験として表現するのが2021年なのかもしれない。


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