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BambooRollとサステナブルのストーリー

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竹でつくったトイレットペーパーの定期便BambooRollの公式noteマガジン。バンブーロールの開発や運営の裏側にあるストーリーをスタッフの言葉でお届けします。
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#おかえり株式会社

竹からトイレットペーパーをつくるのは、何が難しいのか?(BambooRoll国産化への道のり #02)

竹でつくったトイレットペーパーの定期便「BambooRoll」を発売開始してからも、ずっと考えていたこと。それは、バンブーロールの国産化だ。日本の竹を使って、日本でトイレットペーパーの製紙ができないだろうか。 工務店「アトリエデフ」が「たのしく竹林プロジェクト」として実施していた竹林伐採に何度も参加して、伐採した竹を使わせてもらえないかと相談することにしたところまでを、前回の記事で書いた。 竹は、どうしたら紙になるのか? そもそも、竹をどうしたら、紙にすることができるの

竹を伐採し、枝を落とし、運ぶ作業で見えたこと(BambooRoll国産化への道のり #01)

2021年1月、竹でつくったトイレットペーパーの定期便「BambooRoll」を発売開始した。おかげさまで多くのメディアに取り上げられ、たくさんのお客様からあたたかい励ましの声をいただき、現在に至っている。 発売する前から考えていたことが、一つある。それは、バンブーロールの国産化だ。わたしたち日本人は、古来より竹とともに暮らしてきた。けれども、暮らしのなかで重宝されてきた竹製品は、プラスチック由来の安価な製品にすっかり置き換わり、使われないものになってしまった。竹林の手入れ

暮らしの中で、無意識に消費されていくものに目を向ける。サステナブル スタートアップを起業して「竹100%のトイレットペーパー」をつくった理由

2021年1月、私たちは竹100%でつくったトイレットペーパー「BambooRoll」を発売開始した。この「BambooRoll」を発売するに至った経緯や背景、思いをまとめた。 「土に還るのか、還らないのか」という問い 東京から長野へ、娘とふたりでダンボール6箱程度で移住してから5年が経つ。私は下着は2セットしか持たないようないわゆるミニマリストだが、長野での暮らしは、まず最初にDIYで使うインパクトドライバーや丸ノコを買い揃えるといった具合で、ものが増えつつある。誰かに