旅育という言葉を見て、根本を思いつつ
宿で仕事をしていて、少しばかり観光の業界に携わっていて思うこと。
旅することの大切さ。
『可愛い子には旅をさせよ』と昔からよく聞きます。
最近、『旅育』という言葉を目にする機会が多くなって、ふと考えました。
一言で旅といっても、その実際は色々。可愛い子にさせるべき体験探究の『旅』もあれば、レクリエーションとしての旅行もある。お金をかけて遠くに行ったり、普段はできないような体験をするのも素晴らしい。観光という『その土地の光を観る』旅行も大切なこと。
また、
たくさんの費用を使わなくても、旅をすることはできるんですよね。
そうそう、小さな旅。
まずは今住んでいる街を旅してみるのもいいと思う。普段は歩かない道を歩くのもおすすめだし、違った角度からいつもの場所を眺めてみるのもいい。
「観る力」や「感じる力」が育つと、大人も子供も体験探究の質が変わってくるんだと思います。ちょっとした気づきで、アンテナの張り巡らしかたが変わると、同じ景色も違って見えたりするもの。
子どもだけでなく、大人にも、年齢を重ねた大先輩(高齢者)にも旅は大切。
今は、認知症の予防にもなるということで注目されている旅もあります。
旅の行程の長短や、移動の大小、費用の高い安いではなく、時間と空間、コトの感受をどう捉えるかによって、旅の質が変わってくるところが興味深いです。
今日は母の日。
母は、身近な旅を楽しむことが 上手くて、旨くて、美味い!
私が幼い頃から、小さな旅の楽しみを教えてくれている達人なんです。
人生=旅 の喜びにも感謝。
今こうして、信州の高原で宿を経営しているのも、
旅と空間づくりに喜びを感じているからなんだと思います。
あらためて、
ありがとう!の花束を贈ります
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