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2024/01/27 『蜆』

土曜日 くもり

寒いながらもやや気温が高めで、このところの睡眠不足を一気に解消できた。

へんな夢。
こどもを保育園に迎えに行く時間なのに、自宅の車庫前に車が何台も停まっていて出られない。
何とか解決して出たら、今度は保育園の駐車場がいっぱいでとめられない、どうしよう、遅れてしまう、という夢。
来月の行き先の駐車場の心配をしていたのが影響していると思われるが、こどもが保育園児だったのはもう20年も前だ。
当時のこどもの友達のお母さんが登場したけど、あまりいい思い出がなかったな。
いくつの時に誰と出会うかは運だけか。
ならば、多くの人と出会えるように努力することが吉なのか?
振り返ればそうだという気もするし、違うという気もする、わからない。

昨日読んだ『月金帳』で話題になっていた、梅崎春生の短編小説『蜆』の朗読を聴いた。

日髙徹郎さんによる朗読は、間の取りかたも、声の感じもぴったり好み。
欲を言えば、朗読としては、もう少し抑揚を抑えて淡々としたのが好きだけれど、内容が強烈に強烈で、朗読もこれぐらいメリハリがあるほうがしっくり来るのかもしれない。
一度読んだら(聴いたけど)きっと忘れられない、けどかすかにブラックなおかしみがある小説だった。

著者も朗読者も知らなかった。
知らないこと、知ってよかったことってまだまだたくさんある、ほんと。