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【機能不全家族】大人の争いに子供を巻き込まないで

子どもを健やかに育てる家庭の機能は二つあります。

一つは、受け止め。

もう一つは、子供の世界を安全に守る、ということです。

機能不全家庭では、子どもの安全は守られているとは言えないですよね。


例えば、夫婦の喧嘩に子どもを巻き込むことは絶対にしてはいけないことですが、機能不全家庭では当たり前のように行われています。

父親のぐちを子どもに聞かせたり、子供を味方につけて父親と戦わせようとする母親もいます。

家庭は母親の天下、子どもは母親の言いなりですから、子どもを巻き込むことは簡単にできます。

私も幼い頃から母親のぐちの聞き役として、母親の感情の面倒を看さされてきました。

家庭の中で父が悪者で、母はかわいそうな被害者、ということになっていて、子どもの私は父を憎み、母を同情して助ける役をやらされていました。

いまは母親に洗脳されていた事がよく分かるのですが、子どもの時はそれが分かりませんでした、子どもは母親の言うことを信じるものですから。

親子の役割が逆転していたのです。

子どもの頃から親の世話をしてきた人は、大人になってからイネイブラーといって、問題行動を起こす人を支えて助長させる共依存者になります。

子どもの頃から母親の世話をさせられてきた私は、大人になってからもずっと、他人の顔色をよんで、他人を助けて、他人の幸せのために自分を犠牲にしてきました。

我慢して、我慢して、どれだけ怒りを溜め込んできたのでしょう。

幸せな子ども時代は有りませんでした。

自分を可哀想に思います。

子どもは、ずっと犠牲者として生きることになりますから。

大人の世界の面倒ごとを巻き込まれて、ほんとに迷惑したと、かつての子どもだった私は怒りとともに振り返るのです。

親に言ってやりたい。

大人の争いに巻き込まないで。

ほんまに迷惑しました!



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