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君子豹変は褒め言葉と気づいた

なんとなく、君子(上に立つもの、賢者)でも豹変する(急に態度を変える)とは、政治家が公約を破るような悪いイメージがありましたが、あるきっかけでこの思い込みが変わりました。

君子豹変とは、頭の良い人は、間違いに気づけばすぐに態度を改めることができる、という良い意味だと気づいたのです。

例えば新型コロナウイルスによるパンデミックが始まった当初、アメリカの感染対策のリーダー、アンソニー・ファウチは国民にマスクを強要しませんでした。ところがデータ解析でマスクの有効性が明らかになった途端、屋内や混み合った環境でのマスク着用は必須、と態度を豹変させました。

なぜ急に変わったのかとインタビューで聞かれた時、彼は平然と「新事実がだたんだから変えなきゃダメでしょ」と答えました。

新しい事実が発見されれば、今までと全く真逆の仮説を支持するのは、自然科学の分野ではよくあることです。人間は知識とともに変わるのが当たり前なんですが、大昔にそのことが「君子豹変」という言葉で表されていたのですね。

人間は新しいことを知るたびにどんどん成長する、つまり変わることが当たり前なので、成長する人は豹変し続ける。これからも前例や体裁にこだわらず、どんどん変わっていきたいと思います。

#思い込みが変わったこと

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