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【教育の格差】貧困層のリアル

こんにちは、kayocoと申します。

今回は、世間でたびたび議論になる「教育の格差問題」について、わたしなりの見解を解説します。

教育の格差

「教育の格差問題」とは、家庭の収入事情により、受けられる教育に格差が生じることです。

厚生労働省の調査を要約すると、以下のようになります。

貧困層の家庭の子供は、塾や家庭教師などの学校外の教育が受けられない
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大学などの高等教育機関を受験するときに不利
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家庭の収入の高低で子供の学歴に格差が生まれる
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子供も貧困層になる

そこで政府は、貧困層の家庭も平等に教育を受けられるように、さまざまな支援策を講じました。

しかし、これに対するネットでの反応は厳しいものが多いのも事実です。

・塾に行かなくても勉強はできるし、学校の先生に教えてもらえばいい
・自分で勉強できない子は、塾に行っても成績かわらないよ
・実際、塾いかなくても難関大学に合格できる人はできるから意味ない
・自分の学力相当の大学を受ければいいんじゃないの
・何でもかんでも格差のせいにして、甘えてる

などなど、批判的なものがほとんどです。

確かにごもっともな意見ばかりですが、すこしちがった視点でこの問題を検証してみましょう。

社会人の場合で検証

たとえば、社会人になって働きながら、「宅地建物取引士」を取ることにしたとします。

この資格を取るための、おもな勉強方法の例をあげます。

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このように、教え方が手厚くなるほど、金額も高くなります。

どの勉強方法でも、合格することは可能です。しかし…

もしお金と時間に余裕があれば、より手厚いコースで勉強したくはありませんか?

もし自分が独学コースを選んだとして、通学コースで勉強している人を甘えているとか、無意味だとか思いますか?

これを「教育の格差問題」におきかえると、とたんに批判されます。

そこで私は「教育の格差問題」には、表面には見えにくい本当の問題があるのではと考えるようになりました。

貧困層のリアル

貧困層には、大学などの高等教育を受けていない家庭が多く、圧倒的に教育に関する分野の情報が不足しています。

そのため、漠然と大学に行きさえすれば将来が安定すると思っている家庭は、貧困層に多く見られるのです。

大学に行く意味は何なのか?
何のために大学に行くのか?
なぜ大卒に高収入が多いのか?
大学を卒業した後の未来はどうなるのか?

ここを理解しなければ、教育ビジネスの餌食になるだけです。

私は子供達へ与えるのと同じくらい、親への情報や教育の提供が重要と考えます。

本当の「教育の格差問題」を解決する鍵は、ここにあるのではないでしょうか。

サポートありがとうございます。これからもあなたの役に立つ記事を、わかりやすく投稿していきます。