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私と旅。〜2023年夏ver.③大波乱の旅の終わり編〜

どうも。KAYOです。

広島・松山の旅の記録も今回が最後になりました。
とってもとっても大変だった最終日の模様を書こうと思います。

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【3日目】

この3日間ずっと5時起きだったワタクシ(笑)
「帰るだけやけ化粧せんでよくね??」と旦那には言われましたが
そこはなんか妥協したくなかった変なワタクシ(笑)
この日は正味4時間ほどしか寝てませんでしたがメイクして髪セットしました(笑)

7時に荷物を持って朝食会場へ。

朝食を済ませたら荷物を持って前日に予約していたタクシーに乗ってJR松山駅へ向かいました。
この日は朝特急に乗って岡山まで行き岡山からは新幹線で小倉まで戻ってきて
自宅に到着するのは14時前くらいを予定していました。
帰り着いたら旦那は仮眠をとり夜になったら夜勤に出ることになっており
私はそれを横目に洗濯機をぶん回す…予定でした…

雨が降る中タクシーはJR松山駅に到着。
そこには何やら人だかりが…
「朝のラッシュ時だから人多いのかな??」という雰囲気ではない
明らかに不穏な空気…

電光掲示板には私たちが乗る予定の列車の表示がしてありました。
しかし…数分後に…その表示が消えました…

『8時10分発の特急しおかぜ10号は大雨のため運休となります』

え…

ちょっと待って…

帰れない…??

どうしよう!?!?

私はパニックでしたが旦那は至って冷静で
窓口で次に動くであろう列車の指定席を取り直してもらうことに…

私たちが乗る予定だった特急しおかぜは
なんと…アンパンマン列車だったらしく駅には小さな子どもたちもたくさんいました。

運休が決まりお母さんらしき方がお子さんに「今日はアンパンマン乗れないんだよ」と告げると泣き出す子もいて見てて胸が痛かったです…
誰のせいでもないけど…しょうがないよね…

指定席を取り直して列車が動き出すかどうかはまだわからない…
やることがないので…

駅の売店で買った松山名物・じゃこ天にかぶりつきました(笑)

この旅行中…ずっと5時起きだった私は待機中睡魔に襲われておりました。
いつ動き出すかもわからない列車。
とりあえず予約取れたけどそれが来るかもわからない…
一分一秒がとても長く感じました。

10時になった頃…

『お待たせ致しました。10時21分発特急しおかぜ14号より運転を再開いたします』

よし!!

これで帰れる!!

2時間長かったなぁ…
旦那は仮眠の時間短くなっちゃったけど…
もう帰れるだけいいや…
早く帰りたい…

ようやく四国脱出に向けて特急列車が走り出しました。

「やっと帰れる!!」

この時はそう思ってつぶやきました。

この時は…ね…

ウトウトしたりトイレに行ったりしながら2時間半…
瀬戸大橋が近づいてきた頃に
信じられないアナウンスが流れてきました…

『ただいま岡山県全域大雨のため瀬戸大橋線通行できません。
そのためこの列車は全車輌高松に向かいます』

…は??

待って。意味わからん。

再び列車が動き出し再度アナウンスが。
落ち着いてアナウンスを聞き取り内容を要約すると…

本来私たちが乗ったしおかぜ号は瀬戸大橋を渡る手前の宇多津駅で切り離しを行い
岡山に向かうしおかぜ号と高松に向かういしづち号に分かれて運行を行っています。
ところがこの日…岡山県に大雨警報が発令され現地はとてつもない量の雨が降っていたようです。
そのため瀬戸大橋を列車が通行することができないので切り離しを行わずに全車輌高松に向かう…ということでした。

嘘でしょ…??

まだ帰れないの??

てか四国から出られんの??

いよいよ今日中に帰り着けない&旦那仕事行けないフラグが立ち始めました。

そうこうしていると再度アナウンスが…

『この列車全車輌高松へ向かいます。そのため岡山方面へ向かうお客様は次の坂出駅で後続列車をお待ちください』

とりあえず坂出で待てばいいのか…
ということで降りる支度を始めていると…

バタバタしている車内で
通路を挟んで反対側に座っていた外国人二人組が穏やかな顔で座っている&寝ている…!!
きっと彼らは日本語がわからない…
だから今のこの危機的状況を知る由もない…!!

私は降りる準備を片手間にスマホを持って彼らの元へ。

『どちらへ向かう予定ですか??』※Google翻訳に入力して伝える私
“OKAYAMA…ONOMICHI“

彼らは岡山で乗り換えて尾道に向かうという…方向一緒やん!!
Google翻訳で今の状況を説明しどう行動するべきかを伝える。

そんなこんなで岡山まではこの二人と行動を共にすることにしました。

坂出駅で特急を降り後続の列車を待つことに。
とはいえ後続の列車ももちろん瀬戸大橋を渡ることができないので動いていません…
またしても…いつ動き出すかわからない列車を待つことになってしまいました。

待っている間に外国人二人組に情報を整理して伝える。
とにかく待つしかない…ひたすら待つ…
その間いろいろ話したりもしましたが(話すと言ってもGoogle翻訳越しで)
二人はフランスから来た父娘でした。
松山には観光…というかサイクリングできていて尾道にホテルを取っているので
尾道に行かなければならないということでした。

私たちが夫婦だというと驚かれるのはどうやら世界共通のようで(笑)

しかしまぁ…自分の英語力の無さに絶望しましたね…
まぁまぁ聞き取れるんだけど…自分の言いたいことが出てこない…だいぶ重症の部類です
つい文明の利器(=Google翻訳)に頼ってしまうのもまた悪いところ…
英語…学生時代まぁまぁ得意だったのに…がんばらなきゃ…

それからはとにかく…待つ。ひたすら待つ。
スマホで雨雲レーダーを見てみると…見事に瀬戸大橋の真上にだけ大雨を降らす雨雲がかかっていました。
瀬戸大橋が通行止めになることは「風」ではよくあることらしいんですが「雨」では初めてなんじゃないか??くらいの出来事だったようです。

旅行先でそんなレア現象に遭遇するとか…
マジでどんだけなんだろう私たち…

思い出すのは5年前…
そう…あの時も達郎さんのライブへ行った時でした…

山口は周南で達郎さんのライブに行った翌日に
京都に移動して観光する予定の新婚旅行を計画していたのです。
ところがライブ終了後のニュースで渡月橋が雨で流される映像が流れたので
危険を感じ京都行きを断念しました。
翌日新幹線も在来線も止まり身動きが取れず周南のホテルに缶詰になった…
という散々だった新婚旅行…
あの時の雨は「西日本豪雨」によるものでした。

何故また達郎さんのライブに行った時に…
(雨は夜更け過ぎに雪へと…変わらねーよ!!)なんてことを頭の中でループさせながらひたすら待つ…

15時過ぎた頃…アナウンスが…

『16時24分発快速マリンライナー号より岡山方面の運行を再開します』

今度こそ帰れる…!!

それでもまだあと1時間ほどありました…

結局坂出での待ち時間は…3時間に及びました。

16時24分、ようやくやってきた快速マリンライナー号の姿が見えた時は
マジで泣きそうになりました。
と同時に人が鮨詰め状態の車内を見てげんなりしました。
既に車内は人でいっぱい。それでもまだ乗る乗る…
荷物を抱えたまま非常に無理な体勢のまま列車は動き始めました。

その体勢のまま列車は瀬戸大橋を通過…
中は湿気だらけ、体勢キツすぎて外見る余裕はなかったです…
とにかく自分を保つことで精いっぱい。
早く岡山に…そして新幹線に…

岡山駅に着くと四国から本州に渡ってきた人と
これから四国へ渡る人が入り乱れホームはカオス状態。
一瞬旦那ともはぐれてしまい改札の手前でやっと合流できたっていうくらいの人、人、人…
坂出で一緒に待っていたフランス人親子ともはぐれてしまい
最後にちゃんとお別れできなかったのがものすごく心残りでした。
ちゃんと案内してあげられなくてごめんなさい。無事尾道に到着できていることを祈ります。
私も人酔いしたのか岡山に到着した直後は体調が優れず到着直後の新幹線の自由席で帰ることもできましたが
小倉に到着する前に倒れてしまいそうだったので指定席を取り直して小倉へと向かいました。

このバタバタで朝のホテルでの朝食以降まともな食事をしていなかった私たち。
新幹線の車内でようやく駅弁にありつくことができました。

なぜか岡山で仙台の牛たん弁当(笑)

新幹線が小倉に到着し、在来線で自宅最寄駅へ。

ちょうど20時。自宅に戻ってくることができました。

当初の予定より遅れること…6時間。
旦那氏…仮眠を取らずに夜勤に行く羽目になりました…

翌日…夜勤が終わった旦那は死んだように眠っていて
本気で心配になりました。
この記事を書いている今日もまだ疲れが抜けきっていないのか
自宅近くにカミナリが落ち私が悲鳴を上げたにも関わらず
ピクリとも動きませんでした。

そんなこんなで…旅の終わりは散々でしたが
充実した??3日間を過ごすことができました。

次に家族旅行行けるのはまた来年かな…

もう大雨に巻き込まれませんように…

ではでは。長編三部作、最後まで読んでいただきありがとうございました。
KAYOでした。

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