未来は無限
先日、中3になる不登校の娘の進路面談があった。
不登校になったのは、中学1年の秋。
なんか頭痛い、お腹痛いから学校を休むことが始まった。
頭痛、腹痛の原因を探し対処するため、小児科に通い、起立性調節障害と診断された。
そのためか、朝は体調が悪いことが多く、学校に通いづらいんだね。と理解していた。
思春期によくある症状のようなので、薬を飲みながら、気長に付き合うか…と考えていた。
でも、ことはそう簡単じゃなかったんだよね。
中学1年の2月くらいまでは、(自分なんて周りが当たり前にやっている)学校に行くことさえできないなんて、存在する意味さえないと言って、喚き散らすことも1、2度あった。
思春期という年齢や娘の感受性の強さ、周りの目を気にしすぎたり、生真面目すぎる性格。
これらの他、今時の中学生で話題になるSNSやファッションへの興味のなさによる、友達との共通の話題がなくなってきたことなんかが原因だったのかなと2年経ち感じる。
あれから2年、常々思うのが、学校に通うことが大多数でそれ以外の選択をしている人を同情や、奇異の目で見る日本がおかしいよと本気で思う。
私が子どもの頃と比べてフリースクールがたくさんできたり、N高、S高のように通信制高校だってたくさんできた。
だけど、周りの考え方はあまり変わってないと感じる。
私自身は、と言うと、娘が不登校なんじゃない?と気付いたのも少し遅く、呑気に、起立性調節障害って朝が大変なんだな。とのんびり考えているくらいだった。
それなのに、周りから、もしかして最近学校行ってない?と、さも言いづらそうに聞かれて初めて、
あれ?ひょっとして不登校?と気づかされた。
娘が不登校ってわかってからも、学校へ行ってほしいとは思わなかった。
自分の存在を否定することに繋がる場所に好き好んでいく必要ってある?
人それぞれですよねと言いながら、娘を学校へ来させようと、毎週何曜日だったら会えるかな?学校来れるかな?と何度も聞く教師もいたりする。
-- 不登校は親のせい。
-- 発達障害があるとまでは言わないけれど、娘さんはグレーっていうものだと思う。
学校のスクールカウンセラーや多くの意見の一つが耳に入ると責められている気がしていた。
と、同時に、随分と勝手な意見が多いなとも思った。
何がわがままで何が個性かなんて、子供を育ててる親だって正直わからない。
だから試行錯誤しかないと思うし、正解なんてないと思ってる。
ただ、子供を一人の人間として長い人生を生きていけるように、一緒に試行錯誤するしかないと。
すでに通信制高校の合格をいただいている娘。
今後は全日制の高校への合格を目指して頑張るのみ。
可能性も未来も無限だよ。