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心の声を聞く

最近のこのこには様々な方が体験に来てくれるようになりました。

今日来てくれた年長さんのお話です。



その子ははじめて城山公園に来たのに、慣れ親しんだ場所かのように遊んでいたんです。それはそれはお猿さんのようによく遊んでいました。


「ここからおりてみよう!」と高いところを登りはじめたので、「お!?(その高さ大丈夫か!?)」と思いそばに行きました。


私は挑戦したいことはなるべく挑戦して欲しいなと思っています。だけど危険もあるので全てがいいと思っていません。


大切なのはその子が自分をどう捉えているか、危険をどう理解しているか。。


そんなことを確認しながら、万が一何かが会った場合はすぐ手が出るようにしています。


そして、高いところから降りようとした彼に「ここ高いけど大丈夫?」と声をかけて彼が今の現状をどう捉えているのか聞いてみました。

すると彼は、はじめ「うん!」と言ったのですが、その後足を伸ばしてみて自分の足が遥かに届かないことを理解すると「ここはダメだ」と言ってあっさり切り上げたんです。

「ここはダメなの?」と聞くと「うん。ここはあしがおれちゃうから」と言って自分が降りられそうなところに移動して飛び降りたんです。

そして一言「ぼくここからおりられるんだよ♪」と自慢げに言うのです。



この事柄って当たり前といえば当たり前かもしれないんですけど、私はこの「調整力」みたいなものが生きて行く上であるといいなと思っているんです。

やりたい気持ちとその気持ちを通した先を考えた上で、自分は何を選択するのか。


やりたいから全てやっていいということは、欲しいものは取っていいことになるし、気に食わなかったら人を傷付けてもいいことになる。

これは極論ですけど。だけどそういうことが大小少なからず起こると思っているんです。



だけど、彼は自分で調整しているんだなと思いました。



そして、彼の様子を見ていると「怖い」とか「失敗」という感情があまりないように見えたので「ねぇ、怖い気持ちってある?」と聞くと「ないよ!」と答えたので「なんでないの?」と聞いてみると「こわいがないのはたのしいがまさるから!」と言ったのです!!!!!



えええええ!!!!!




そして、昼食を挟み一緒に石を飛んだり忍者修行をしている時に、私が怖くて走って渡れなかったので「これ怖くてできない!」と言うと「たのしいきもちが(あれば)なんでもできる」と答えたんです。




おおおおお!!!!!





楽しむ気持ち。それは楽しいのか楽しくないのか自分の心の声を聞け!!!と言われているようでした。







そして最後に「ねぇ、失敗ってある?」と聞いてみると「ないよ!」と答えたので「じゃあやりたかったことができなかった時は失敗にはならない?」と聞くと「たのしかったらしっぱいじゃない!」とはハッキリ答えたのです!!!!!








あああああーーーーーー






本当にそうだ。


大切なのは「楽しいか楽しくないか」と言うか、もっと言えば自分の心の声を聞いていれば自ずとわかると言うこと。





そんなことを感じました。




他人からの目ではないんだよね。自分の心の声(本当の気持ち)を聞いて調整しているんだ。




のこのこでは、子どもの世界をもっと知りたい!子どもを通して自分の気持ちを知りたいという仲間を募集しています^_^



体験の際はこちらにご連絡ください

kayokushima@gmail.com

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