音楽ビジネスとは
音楽は個人レベルではご存知の通り仕事になりにくい。ではなぜなりにくいのか。音楽ビジネスとはいったいなんなのか。僕の過去の実際の経験から考察して行きたいと思う。
僕は自身の仕事を他の人に依頼する事もちょくちょくある人です。役割分担して進めたいんです。その方が効率が良い、、、はずだった。
いつもは「作詞」と「歌入れ」を他の人にお願いする事が多いです、そして募集をかけてお願いすると、どういう事が起きるかと言いますと、「期日通りに納品されない」、あげく「結局最後まで納品されない」
前日になってしまいすごく急かして送ってもらったデータはとても使えるレベルではない。
レコスタで録音してもらったとしてもあまりうまくない(たぶん練習をしてない)
もしかしたら人によってはサンプル音源はかなり修正かけてうまく聞こえる様にしてあるんでしょうね。
さらに、いつ頃録音できますか?と訊くと1ヶ月後だったりする。
これでは、、、
僕の方の納品が間に合わない、、。
と言った事が多かったです。
ポップスという世界は、信頼の低い(できない)人が異常なほど多い。だから毎回同じ人に頼んでしまう。
音楽やってる人は100億人くらいいるのに仕事ができる人がほんの少ししかいないんです。実際、歌手さんの不都合により僕は歌入れがなかなか進まなくクライアント様を逃した事があります。
僕自身の実力が足りなくて逃したこともあります。
渋谷で会社員をやってて大手からの作曲の仕事を泣く泣く断ったこともあります。そこからたくさんのことを学び成長してきました。
音楽ビジネスとは
信頼も実力もセンスもある そんな人にしかやってこないんです。
しかし東京という魔物は週5〜7働かないと生きていけない事が多々あります。そのせいで「実力を伸ばす時間がない」、「依頼がきてもそれを行う時間がない」、「短い時間でこなすスキルがない」
ということになるんですね。。
学生のうちにセンスを身につけ、実力を身につけ、短時間でも仕事をこなせる自分のノウハウを身につけれれば問題はないかもしれません。
しかしそうでないなら日々時間を作らないといけない。
いつでも戦闘態勢でいなければならない。
そうでないのならそれは趣味となります。
もしくは芸術品として評価されなければならない。
日々作品を作り出していないのに、ある日突然依頼が来たから本気出して作るぜ!という都合のいい感じにはいきません、絶対いきません。だからどんな形でもいいので、ダサくてもいいし、しょぼくてもいいので日々何かを作り続けて成長させるのがいいと思っています。製作時間だったり、センスだったり。
いつかくる「好機」に日々備えないといけないと思っています。半年先か、1年先か、3年先か、もしくは10年も先になるかもしれません。
そして近年、またさらに音楽という価値が変化した様に思えます。
音楽そのものに価値がなくなって来ている。誤解の無いように言い換えると、音楽を通して体験する「イメージ」に価値があり、音という「入れ物」には価値が薄くなっているという意味合いです。
つまり
音を売るな イメージを売れ
ということですね。
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