見出し画像

DAW比較 2 Ableton Live(サンプル音源あり)

Ableton Liveは実際どうなのか?クリエーター目線で書いていきます。
結論から言えば僕はかなり好きです。ライブ用と謳っていますがかなりサウンドクリエイトに向いています。その理由としてフェードが書きやすい、様々なユニークで変わったプラグインエフェクトが豊富に入っている、しかもそのつまみをワンクリックしただけでフェード書き込み画面にアサインできる、おまけにほとんどのつまみはフィジカルコントローラーと簡単に同期できる。さらに言うとショートカットキーを自分で使いやすいように作れる。これだけでも良いですがもっとたくさんあります。

Ableton Liveはライブビュー(兼ミキシングビュー)、とアレンジメントビューに分かれています。
ループ系の曲を作る場合はライブビューで作れば1日で何曲でもかけます。それくらい効率が良いです。
がっつり作り込みたい場合はアレンジメントビューで作る事ができます。

・サンプラーの機能が充実している
主に三種類のツールでサンプリング製作ができます。
Sampler
Simpler
Drum Pad
です。
Drum Padでボーカルのサンプリングをする事が多いです。僕はリアルタイムで演奏するのが好きなのでPadがやりやすいからです。

画像1

最初から入ってるサンプル音源からつまんで入れるか、自分で録音したリージョンをつまんで入れ、使う場所を決める。そして押した時の効果を決める。ですね。
音程も変えられるしトランジェントシェイプも簡単に設定できます。
アタックの遅いふぁふぁふぁふぁふぁ みたいな音も簡単に作れます。

Ableton Live 10からはグループをさらにグループに入れることもできるようになり、そのグループのグループにサイドチェインコンプをかけるなんてことも楽になりましたね。

あとは地味な話ですが、audioトラックをクリックしてRを押すだけでリバースされるのはとても時短できて良いって思ってます。

あと音の方ですが、これはかなり直感的な話になってきてしまうのですが

スタジオに入ってステレオジャックでスピーカーに出力した時は、アナログな臭いのするサウンドだと思いました。CubaseやStudio Oneだとデジタルの匂いがするというか綺麗すぎて(聞こえ過ぎてかな?)演奏してる感は減ったんですね。しかしProtoolsとAbleton Liveはアナログの香りがしたので生演奏のギターやドラムに合いやすいと感じたんですね。
アナログ信号回路特有のノイズ感を意識しているのでしょうか。
そんな印象がありました。
もしかしたらCubaseやStudio Oneでもアナログ回路のシュミレートプラグインを挿せば似た感じになるかもしれませんね。

画像2

こんな感じの曲を作って見ました。全部Ableton Liveに最初から入ってるサンプルです。プラグインもリミッター以外は全部Ableton Liveのもので作りました。

一番上がドラムのサンプルをユニークな加工プラグインでいじり倒したものです。たくさんのフェードが書かれていますが全て、手元のフィジカルコントローラーで1発録音したものです。
なので製作時間は約30分です。

※ちょっと音が大きくかきだしてしまったので注意してください。


こういう感じですね。今回あえてコード感はなくしたのですが、ここにコードを載せたらPopsもすぐ作れます。


次回はStudio Oneで音作り してみます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?