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花屋乃かや【言葉摘み】詩・エッセイvoice.1-20

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「本当は生きたい」そんな君へ。 生きづらいけど”生きたい”でも”やめたい”そんな狭間で今日も揺らぐ気持ちが カプチーノのようにまろやかなものになりますように。 発達障害メイド喫…
詩やエッセイ20本で500円にてnoteにて販売をさせていただきます。 売上は詩集を制作するにあた…
¥500
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#ADHD

voice-20【世界中の発達障害がある、素晴らしい"名前"のある人たちへ。】

【世界中の発達障害がある、素晴らしい"名前"のある人たちへ。】 君の名前は 発達障害じゃな…

voice10-生きたいと思った日

生きたいと思った日 辛くて辛くて辛くて もう中身がぐちゃっと潰れてさ 僕がまるで形を成し…

voice9-生きたいなぁ

生きたいなぁ 生きたいなぁ ぽつり呟いてみる 私は私、本当はわかっているのに 比較してひ…

voice8-息苦しくて、こんなに空気は澄んでいるのに

息苦しくて、こんなに空気は澄んでいるのに 外はこんなに広いのに 心はとても窮屈で ああ 会…

voice6-こんな私ですが、好きと言ってもいいですか?

笑ってもいいですか こんなわたしですが 好きと言ってもいいですか? 声にもならない 音に…

voice5-ホットココア

誰かが君のことを とても不格好なものだと。 誰かが君のことを 存在する価値なんてないと。 …

voice.04-こんな素晴らしい朝に。今日は夢みたいな日だ。

ーまるで、夢のように素晴らしい朝だ。ー 焼きたてのパン、目玉焼きをのせた大きなベーコン。 熱々のコーヒーにミルクを注ぐ。 ミルクとコーヒーが溶け合って怠い朝には丁度良い朝食になる。 ……… パンはチンするのを忘れて 冷たいお皿の上。 朝食の目玉焼きは、何故か床で割れて 床の上をぬるぬるとした黄身と白みが混ざり合って侵食していく。 ミルクをこぼした痕を、新しいふきんでキュッキュと拭くのだ。 さすが失敗を繰り返してきた私 自分の後始末だけはテキパキとしている