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生きて、生きて、生きて、生きて、生きて。

あてられた。
演劇の熱量に。
ただの映像だったのに。
クラクラする。
ガンガンする。

どれも私が産まれる前の作品たちだった。
生で、観たかった。

圧倒的だった。
その時、その場所で、生きていた。
その瞬間口にするしかない言葉を、口にするしかない身体で、生きていた。
どれも、あの時、あの人たちでないときっと演れないものだった。
全力で生きて。一瞬も休まる瞬間がない。
その瞬間は人生に1度だけで、2度目はないから、公演ごとに台詞が変わる。
全く同じはありえない。上手くやる必要はない。

今の演劇はどうだろう?
あまりに美しくすぎるのではないか?
綺麗に揃いすぎているのではないか?
誰にでもできてしまうのではないか?
それは本当に、演劇なのか?

生きて、生きて、生きて、生きて、生きて。
キレイゴトだけじゃなくて、汚いところもひっくるめて、曝けて、生きなきゃ、生きなきゃなぁ。

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