見出し画像

【お酒と私】冬に飲みたくなるアイツ

こんばんは。栢山野RJでございます。

急な話ですが、[ズブロッカ]…という
南蛮渡来の妙な酒をご存知でしょうか。


バイソングラスなる、嘘か誠か
ポーランドでしか採れないと言う
草っ葉がチョコンと沈められた
変なウォッカであります。

コレ…
原料を聞いただけだとイマイチこう…
入った草自体に馴染みの無いせいか
別にグッとは来ないんですが、

飲んでみると、日本人なら誰しも
やたら親近感のある
風味と味が広がります。
子供でも知ってる味です。


まんま「桜餅味」なんです、コイツ。


なので、過去にバーで働いてた時には、
もう皆ズブロッカとは呼ばずに
そのまま「桜餅」と呼んでました。

その位の紛う事なき桜餅味。
それが、このズブロッカと
言うお酒なのであります。


じゃあ桜餅食ったらいいじゃんなんて
野暮な事言ってはいけません。

確かに桜餅のが安いし酔っ払いませんが、
安さに関してはズブロッカだって
そう負けてはいません。

一本1500円あればお釣りが来る位の
お手頃価格ですから。

高々1500円弱で
幼き頃の郷愁に浸りつつ、
人生の憂いまで綺麗さっぱり
吹き飛ばして、楽しげな気分にまで
させてくれるのです。

なかなか他のお酒では味わえない
飲酒体験だとは思いませんか?


まあこのズブロッカ、

何でポーランドのコイツと
日本の桜餅が同じ味なのかなと
さっき調べてみたところ、

どうもクマリンと言う物質が
原因だそうです。


桜の葉っぱに含まれるクマリンが
あの桜餅の独特な風味を与えている様です。
ズブロッカのバイソングラスにも
同じクマリンが含まれているので…

まあそりゃおんなじ風味になるよねって
話みたいですね。

ネタが知れれば意外と
不思議な事でもないものです。



余談になりますが、
このクマリンという物質…

軽油とか灯油の色付けに
使われてると聞いたことがあって
併せて調べてみたのですが、

どうも識別剤として
少量を添加してるそうですね。
灯油と軽油に。


「混ぜ物なんて入れても
すぐバレるんだからな!」

「クマリンはなぁ…光るんだよ!
ブラックライトを当てると!
蛍光反応って奴さ!残念だったな!」

「悪い事なんて企むんじゃねえぞ!」


って事なんでしょうね。



…え、ちょっと待て、蛍光反応…?
クマリンが?光るの?
ブラックライト当てると…

…じゃあ何か、
桜餅にブラックライト当てたら
蛍光反応するって事なんだろうか…


…ブラックライトまで用意して試す程の
好奇心は湧きませんが、
…まあ…(どうでも良いか…)
世の中は不可思議に満ちてるって事でしょう。


…色々と語りましたが、

早い話が…

そのズブロッカをつい
色々思い出して飲みたくなり
買ってしまったので、

これから一杯やろうと思います。

ロックで。

気の利いたバーとかですと、
ズブロッカをベースにカクテルとかも
出してくれる様なのですが、

どうも私は
「桜餅に何掛けて食べる?」
って言われてる様な気分になってしまう為
ロックでしか飲んだ事がありません。

曲がりなりにもウォッカなので、
37.5度の強めのお酒ですから…

多分「終了」ですね。
明日の昼くらいまで、私は。

お疲れ様、今週の私。

皆様も良き週末を。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?