時の流れは濁流のごとく
2020年54歳になるいうことは2030年で64歳で、生きていれば2040年で74歳。
うまく行けば2050年で84歳、ひょっとすると2060年で94歳そして、2066年で100歳。2066年はまだまだ遠い感じもするけど、あと16年で70歳は結構すぐに来そうな気がする。
今から思えば、40代はまだまだ若かった。後半は少しづつ、がたが出始めたけれどまあ、老けても来たけどそれほど気になってはいなかった。
それなりに一生懸命に生きてきた。
躓きながら躓くたびに一生懸命考えて、苦しさから逃れる方法をいつも考えて、なんとか、毎日生き延びてきた。
恥の多い人生だったともいえるし、まあまあ、こんなもんじゃないかともいえる。大きな後悔もない。
じゃあ、完全燃焼?したのかといえば、いや、そんなこともない。
なんとなく、こんなんでいいのか?もっと何かできるんじゃないかと思ってみたり、色々なことに挑戦したりしたものの。あんまり実になってないかもしれない。食べものには情熱があるので、それはしっかり身になっている。(重い)
自分のことになかなか努力ができなくて、ただ夫の為とか、子供の為とか友達の為とか、頼まれると出来る事はやってきたと思う。出来ないことはできない。
でもそのおかげで、努力できることはあった。
特に子育てにおいては、心理学や栄養学や、教育学や、ありとあらゆる本を読んで、知識をつけておこうと思ったから、本は大量に読んだ。
英語も話せるようにはなった。
後悔の一つは、娘にお料理の仕方を教えてこなかったこと。幼い彼女が台所でいっしょに料理をしたがっていたのに、訓える余裕がなくて、今度ね、あとでねとしてしまったこと。
そして、いつも間にやら独立して家を出てしまった。
あっという間に70歳になるころ、娘は40歳だ。教えるならやっぱり今しかない。ということで、私は娘用にYouTubeでお料理ビデオを作ることにした。
編集とか超面倒くさくて挫折しそうになりながら、これ以上後悔先に立たずとなるのはいやなのでなんとか、一本上げた。これ、私が死んでも残るし、子供たちに残すのはいいなあと思った次第。
娘には40歳の自分なんて、想像もつかないだろうけど、私は70歳の想像がつく。もちろん色々なケースが思い浮かぶ。
この清濁併せ持つ流れの人生はただただスピードが年々上がっていく。スピード違反にならないように、ゆっくり生きたいけれど。
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