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きっと、黄昏族

noteの書き出しに、ご自由にお書きください。と、書いてあるのがスキだ。
儲けるための書き方なんて言うのをみて、人の為になるものを書こうなんて言うのを見ると、げんなりする。

別に会社員で、ちゃんとお給料をもらってるし、まあ仕事の割にはいい額だと思うし。別に儲けるために書くより書きたいことを書いていた方が楽しい。何しろ、脳の中で火花があっちでもこっちでもぱちぱちして、とり止めない私の頭の中は書くことでちょっと整理できる。

断捨離やこんまりのように捨てること、のできない思考を整理整頓するのだ。思考の断捨離やこんまりをするときは瞑想に限る。

巷でこの間まで、起業とか、好きなことで食べるとか、流行だったようだけれど、ちょっと自分で商売をやったことがあれば、食うだけのお金を稼ぐのが、”ふわふわ、引き寄せ、願い通り” ではなくて、ちゃんと時間を使って努力する必要があることくらいはわかる。その努力が楽しくて、努力を努力とも思わない。それだけのこと。

会社員であることは何も恥じる事でも、悲観することでもない。自分の時間をささげて、お金を貰うので、時間が足りないのはあきらめねばならない事。だけど、ここにきてリモートワークで、ちょこちょこ時間を使って洗濯も平日の朝に干せるし、暗くならないうちに入れられるし。身体が固くなったらほんの5分外にでて庭の草取りを少しだけするとか、結構いい感じで、欲を言えばコロナ騒ぎが収まっても週3日は在宅で働けたりするといいなと思う。また企業勤めであるから学べる事も(ただで)多いし、大工が一人で大きな橋をかけられないように、大企業だから、チームの、プロジェクトの一員だから後世に残る、大きな仕事もできる。大企業に入ったことがない人は経験がないだけだ。
もちろん個人事業主には”自分の力”がそのまま収入に反映するというわかりやすいご褒美もある。上司の評価とか関係ないのはとても爽快である。(うまく行っていると)

あ、私も一人でお教室を何年か経営して、実働、週12-3時間で-月収23万円ほど稼いでいたこともある。教室は自宅の18畳の別室だったので固定費もほぼなく、子供が小さかったので係る費用はベビーシッター代くらいだった。もちろん経費に計上はできないけど。
生徒が集まりすぎて人を雇って大きくする夢も持ったが、出張の多い夫が子育てのしわ寄せになるならやめるか、自分くらい稼いでくれるのなら自分が主夫をすると言った。22.3年前のことだ。当時の夫の収入は1千万円くらいで、とても足元には及ばなかった。初めて夫に嫉妬して、男の社会という”差別”によってによって見える格差を味わった。当時のこの状況は何も日本に限ったことではなかった。周りのママ友はいかに旦那の稼ぎがいいかがマウンティングの材料となっていて、男女格差について話せるような人はほとんどいなかった。田舎では、医者の妻や会社経営者の妻であることでマウンティングしてきて、働いている人を”働かないといけない、可哀そうな人”と本気で思ってるようなバカっぽい人も多かった。”良妻賢母”を目指す!!っていう人も多かった。こんな文句いっぱいの私でもKさんは良妻賢母ね~なんてホメてくれる人もいた。(気持ち悪い。。と思ってたけど一応誉め言葉らしい)

ただ、子育ては私にとっては使命と思っていたので、こっちに来てからも、”家族を支える”ことが私にとっての生き方になった。

子供を産み、仕事をしてお金を生み出し、作り上げていくことが今までの私だったけど、子供たちが独立して、老後を考えるようになった時、ふと、

休みたいな。

と思った。やめたいけど、老後の資金もいるし、安心の為にお金は要るし、いくらオーストラリアと言えど、男も、女も50歳を過ぎるととたんに仕事探しが難しくなる。簡単にやめられない。もうちょっと、朝ゆっくりしたかっただけだったり、庭の草取りをしたかったり、忘れないように野菜のプランターに水やりをしたかっただけなんだけど、、コロナで叶ってしまった。

辞めなくて良くなったおかげで、書いて儲ける必要もなくて、こうしてnoteにご自由に書ける身分になった。(もともと言いたい放題だけど)

巷のアラフィフが美魔女に全力を挙げていかに若く見せるかと努力なさっている時に私ときたら、先行き短いかもしれないから、色々書いて残しておきたいな。と思っただけなのであるんだけど。。




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