ヨーロッパ旅行〜イタリア編4〜


2003年12月13日

★トリノ散策2日目

この日はポー河を渡って、トリノ市とアルプス山脈が見渡せる丘へ。目の前に広がる雄大な景色を前に、あぁ、こんなところまで来たんだなぁと感動でした。

たかちゃんが「もしかしてイタリアに留学することになるかも」と言い始めたのはいつのことだったかなぁ。そして本当に9月に渡伊してしまって、「遊びに行くよ~」「来てよ~」などとメールをやりとりしつつも、実際に来てしまうとは自分でも思っていませんでした。

丘を降りてポー河のほとりを歩いていると両親が私の携帯にかけてきました(この旅のために、海外で使える携帯電話をレンタルしていたのです。あまり使わなかったけど、安心感がありました)。

父「昨日、お母さんと映画を観に行ってなぁ。」
私「何観たの?」
父「『トーク・トゥ・ハー』というやつだ。」
私「良かったでしょー!?」
父「う~ん、素晴らしかったなぁ」

…てお父さん、国際電話でそんな話ー?

その後、ホットチョコレートが飲めるカフェを探しつつ商店街をブラブラ歩く。トリノはチョコレートが名物なんですって。トリノでホットチョコレートを飲むというのは出発前に決めていたやりたいことのその2でした。

で、その味は…。まず地獄のようにドロドロに熱いのでなかなか味わえず。ようやく飲めるようになってしばらくは「おいしいねー」と大満足だったのだけど、だんだんその濃厚さに口数が少なくなる二人。カプチーノやマロッキーノのほうが良かったなぁ。お店のお姉さんがあまりにかわいらしい人だったので、記念撮影させてもらいました。たかちゃんにイタリア語で「彼女は日本からの旅行者なんだけど、あなたが美人だから一緒に写真を撮りたいんだって」と言ってもらったら、もう超キュートな笑顔で応じてくれました。

ところでトリノを歩いていて目に付くのが、若者が背負っているリュック。驚きの柄、色合いのリュックをみんな背負っているのです。水色や紫に蛍光色でファンキーな柄が入ったそのリュック、いかがなものでしょうか…。後ほどのたかちゃんからの情報によると、INVICTAというメーカーのもので、そのジョリーバッグと呼ばれるリュックは70年代に開発されてからというもの、イタリアの学生たちの間でNO.1のシェアを誇っているらしいです。

たかちゃん宅に戻って、オリーブやアーティチョークをつまみながら「晩ご飯どうする~?」などと言っていたのだけど、外食にもちょっと疲れたし、結局スーパーや市場でいろいろ買ってジェノヴェーゼ・ソースのニョッキとサラダを作ることに。ジェノヴェーゼ・ソースはスーパーで瓶入りで売っていて、非常に美味。サラダは市場で買ったレタスとトマト、モッツァレラ・チーズに、たかちゃんが作ってくれたアンチョビのドレッシングをかけて食べたのだけど、レタスなどにも味わいがあって日本のものと全然違い、とても贅沢な感じでおいしかった~!

そしてワインでほろ酔いの私たちは隣室の美男美女カップルを窓から覗いて「マッシモ(美男)、パンツ一丁で歩いてるよー」などなど…。
イタリア最後の夜に、こんなことでいいんでしょうかね。

明日からのイギリスのために英会話の練習しよう!などといいつつも、2人とも英会話集も英語の辞書すらも持ってないし…。

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