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育休、取ってくれてありがとうね

5月に入り、夫の1ヶ月間の育休が終了した。

仕事の都合で産後すぐからは叶わなかったけれど、息子が生後2ヶ月である4月の間、夫は1ヶ月の育休を取ってくれていた。

終了を迎えた今は、夫よ本当ありがとう。という気持ち。

息子が生まれる前、私は夫の育休取得に関して、めちゃくちゃカッコつけていた。
端的に言うと、「育休?ああ、取りたかったら取ったらいいし、難しければ無理しなくていいよ」のスタンスだった。

そのスカした顔を正面から見て、肩を掴んで言ってやりたい。アンタなに余裕ぶっこいてんだ!って。

最近気がついたんだけど、私の自分に対する「こうでありたい」という理想に「自立した女性」というのがあって(どの口が……)、自立した女性は夫の仕事の都合にも理解があり、寛大なのである、という謎の思い込みがあったんですね。(だからどの口が……)

産む前は、正直産後のリアルな状態なんて知識としてしか知らないから、口だけでなら何とでも言えたわけだ……。理想の自分を演じて、余裕ぶっていたのです。

出産を経て、ますます実感したことがある。私って効率とかコスパダイパに関してはそこまで要領良くない。ぶっちゃけ仕事も力技と根性でどうにかしてきたタイプで、そのくせ体力はあんまりない。
だけど育児は力技と根性ではどうにもならないことも多いし、そもそも体力勝負だし、育児と同時並行が必須の家事は効率が生命線だった。

夫は私とは真逆のタイプで、ものごとを効率的に回すのが上手。その効率厨っぷりに衝突することもあるけれど、いてくれるとやっぱりスムーズに物事が進むし、勉強になるなあと思う面もある。
……というか、互いの性格うんぬんの前に、家族のメンバーに赤ちゃんが1人加入しただけで大人の手がこんなに必要になるとは想像以上だった。

あくまでも我が家の話ですが、夫の育休は「取りたかったら取ったら?」ではなく「ぜひ取ってくれたら大いに助かります。1ヶ月は言わずに3ヶ月でも半年でも……」という類のものだった。

とはいえこの1ヶ月間、閉鎖的な家庭という空間でほぼ常に一緒にいたわけだから、喧嘩もそれなりにした。
でも、家族3人(+1匹🐱)毎日一緒にいられる期間があったこと、とても贅沢な時間を貰っていたなと心から思う。物理的な問題として、自分以外の大人の手があって助かる!ということ以外にも、今しかない息子の赤ちゃん期を夫婦揃ってゆっくり見る時間があったこと、ほんとに良かった。

夫は私以上に息子を溺愛しているので、育休終了をとても惜しんでおります。
夫のぶんも、私が息子の可愛さと成長をたくさんこの目に映しておかなければ。

夫、育休を取ることを選択してくれてありがとうね。
ここからまたお互いの戦場で、頑張っていきましょう。

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