【潰瘍性大腸炎】全ては自分の選択だった話。
私の潰瘍性大腸炎は、比較的マイルドなものの、どういうわけか寛解してくれないタイプのものだ。トイレがしばらくなくてもだいじょうぶなことが多いが、時々不意にいきたくなってしまうときもある。そのため、近くにトイレがないとわかるととたんに不安になってしまう精神的症状の方が強いかもしれない。
潰瘍性大腸炎がアクティブだと、受けられない仕事がある。例えば、バスで6時間の移動がある場合、などである(そういう仕事は意外とある)。トイレに行けなかったら、という心配で文字通り発狂してしまうからだ。
その反面、この病気がなければできたのに、というネガティブな気持ちも湧き上がる。
「これのせいで〜ができなかった」
「これのせいで〜を断らなければならない」
それを、多々積み重ねて来たのが私の体であり、精神であった。
その器が満タンになって、はちきれそうになった時、やっと気づいたこと。
潰瘍性大腸炎のせいで断って来た仕事は、私が体の要求にしたがって、自ら望んで選択してきたのだ、ということ。外からの評判の変化に惑わされず、自らの選択をしたこと。だから、毎回、自分の体をいたわったことに誇りを持っても良いこと。
「病気のせいで、やめざるを得なかった」
ではなく、
「病気の自分の状態を、まっすぐ見つめたところ、やめたかったから、この選択をした」のだ。
もちろん、体の心配なく、自由に仕事を受けていけるようになることを目指しているのはいうまでもない。でもまず、それを可能にする体とともに歩んでいくことをもう一回思い出し、持続可能な回復をして行きたい。
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