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恐ろしいと思っていた世界への挑戦は、私を変化させていく。“HSPの私とTwitter”


はじめに

皆さんは、SNSを使いこなせていますか?

SNS (Social Networking Service)には、FacebookやTwitter、Instagramといったものがあります。
それらを、わたしは今まで使ってきませんでした。
時々フッと話題にあがる、今注目されているSNSでの発言内容。
そして、「フォローしてもいい?」に、「実は、わたし使っていないの」と答えると、それは珍しいねという反応がよく返されます。

それでも、わたしがSNSを使わなかった理由は、主に3つあります。
・特別困ることがなかった。
・度々話題になる、SNSの誹謗中傷。
 そこから、ぼんやりと恐ろしいイメージがふくらんでいた。
・HSP(下記補足にて説明)の特性をもっているわたしに、向いているのだろうかとの迷い。

そんなわたしが、Twitterを開始したのは2022年6月21日。
きっかけとなったのは、7月から1期生として講義に参加している “ ものかきキャンプ ” です。
そこで、初講義までとだされた宿題が “ Twitterを開始し、取り組んでみる ” でした。
ちなみに、ものかきキャンプ(旧ライカレ)とは、書く仕事のスキルを3か月で学ぶことができるオンラインスクールのこと。
(ものかきキャンプでの、詳細な活動内容は本記事内では割愛させていただきます)

その時から、Twitterをやらないという選択肢がなくなり、未知なる世界へ飛び込みます。飛び込むなんて、大げさなことをいうと思われてしまうかもしれませんが、HSPのわたしからしてみたら、それはひとつの冒険でした。

まず、結論からいいます。
40日の運用期間で、422名(2022年7月30日現在)からフォローされるアカウントに成長しました。
フォロワー数500名達成が、Twitter全体の上位50%の目安ともいわれています。
ですので、あともう少しで上位半分といったところでしょうか。

フォロワー数はわかりやすい結果ですが、その他にも、Twitterの世界に触れてみたことで、たくさんの感情が芽生え、そして良い学びがありました。
そのため、そこで得られた学びと共に、日々の記録をまとめて公開します。

本内容で得られるのは、フォロワーを増やす方法ではなく、
” HSPのわたしが、どのようにTwitterと向き合っていったのか ” です。
「 HSPは、Twitterに向いていない? つらい 」と、よくききます。
そう悩んでいる人は、あなただけではありません。

世界の中に、およそ5人に1人の割合でいるといわれているHSP。身近なあの人も、あなたも実はHSPかもしれません。
ですので、HSPがどう物事に向き合っていくのか、その思考を知っておいてきっと損はないはず!

一口にHSPといっても、その特徴はひとりひとり違っています。
ですので、あくまでひとつの例として参考にしてくださいね。


補足

①「HSP (Highly Sensitive Person)」とは
とても感受性が高く、敏感な人。
心理学者「エレイン・アーロン」博士によって提唱された生まれもった気質のことで、病気ではありません。
音や光、他人の感情など外部からの刺激を受けとりやすいという特徴を持っているが、全員同じではなく100人いれば100通り。
例えば、内向的だと思われがちなHSPですが、外向的な方も3割いるといわれています。また、HSS(Highly Sensation Seeking)型SHPと呼ばれる、好奇心が旺盛で、活動的なタイプは、HSPの性質では本来苦手であるはずの刺激を求めたくなってしまいます。

②「LINE」について
わたしは、LINEには昔から登録しています。
LINEは、SNS(不特定多数の人とオープンなオンライン場で交流できるサービス)です。
電話やメールの機能に、SNSもついているもの。
わたしは、一対一の連絡ツールのみLINEを使用してきましたので、SNSの使用がないとして本記事では書かせていただきました。


記録

(文字数の関係もあり、HSPらしい出来事のみを抜粋して記載)

1日目 /  2022年6月21日 
はじめてのツイート
 緊張の一瞬。
 実は、悩みすぎて、やっと発信できたのが夜の「23:04」
 その時のことを、今でも覚えている。

2日目 
 ツイートひとつを発信するのに緊張し、勇気がいる。
 それを克服するため、少し極端だが1日で9つものツイートを試みてみる。   
 (次の日からは平均4〜8ほど発信)

5日目
 いまだに慣れないけど、少しずつ成長しているとコメントを残す。
 きっと少しの無理をしていたが、コメントは前向きでいようとしていた。

7日目

頑張ってることを楽しめてるならいいけど、それが本当に辛いことなら、それをやめてみてもいいんじゃないかと思う。
ただ、やめるじゃなくて、一旦休んだり、寄り道を選んでみたら、案外視界がクリアになって道が見えやすくなっていることに気がついたりするよって伝えたい。そっちの方がはやくたどり着けることもあるから面白い。
かやのTwitterより / 2022 / 6 / 26

このとき、文字としては記していないけれど、少しがんばりすぎていたTwitterのことも頭にあって書いていた。


7日目  

けれども自分の言葉が思わぬ方向に伝わったり、また別の誰かを傷つけてしまうこともあるかもしれないと、最近少し迷いや、こわさを感じることも。
かやのTwitterより / 2022 / 6 / 27

多くの人に広がってしまうSNSの世界。
" 140文字 " という言葉の制限。
文字の足りないところで、間違った意味で伝わってしまわないだろうか。
嫌な気持ちになる人を、わたしの言葉によってつくることがないかと不安に思う。
発信に対して、こわくなっていた。

10日目
明るいツイート内容を心掛けてはいたものの、やはり少し無理をしていたことを改めて認識。
そのため、ペースを調整しながらとりくむことをツイートで宣言をする。

22日目  
はじめて、いいね数が50ほどになった。
いいねの数が慣れていなかったことと、相手に求められている言葉を発信しないといけないというプレッシャーがふくらみ、またさらに発信がこわくなっていく。
きっと慣れると信じることにする。

27日目
アドバイスいただき、” おはよう戦隊 ” に入隊してみる。
実は以前から入隊をずっと迷っていたが、結局していなかった。
実際にしてみると、反応の多さに戸惑う。
迷うなら、一度やってみて判断してもよかったかもしれないと思えた。

ちなみに、おはよう戦隊とは、
#おはよう戦隊のタグをツイート内に入れる等、複数あるルールを守りながら朝の挨拶をしあうもの。

31日目 ( Twitter開始して丁度1か月目 )
Twitterに慣れてきたと実感できるようになる。
50いいねにも慣れ、100いいねもつくようになった。
自分にとって無理しすぎないペースや、やり方が次第に分かってくる。

33日目
前日の夜に300名達成。
「300名達成ありがとう」とお礼を伝える。
キリのいい数なので、企画するのがおすすめとアドバイスをもらう。
迷った結果、自分のペースで小さいことからはじめようと決める。

37日目
HSPとTwitterについて改めて考え、そしてnoteに記事を書きはじめる。

この発信によってコメントやフォロワー減るかなと思っていたけれど、問題なかった。
もちろん離れていく人もいるかもしれない。
けれど、残ってくれる人もたくさんいるから大丈夫と、33日の300人のキリ番企画から徐々に思えてきていた。

38日目朝
フォロワー数400名達成 

40日目 /  2022年7月30日 ( note記事完成日)
フォロワー数422名


※ note記事完成から、noteをアップする8月3日まで期間があいています。
さまざまな迷いがあり、なかなかアップできず。
その間にも、フォロワーが多く凍結される日もあり、フォロワー数は大きく変動。記録を修正してから公開した方がいいのでは? とも考えましたが、その迷った事実もなんだかHSPの自分らしいと思いました。
そのため、その迷いも記載しておくことにしました。


学び

Twitterを実際にしてみて、はじめる前に想像していた恐ろしいものから、良い意味でSNSに対するイメージがかわりました。

「ありがとう」や「がんばろうね」という、声のかけあいで励まされることが多くあり、Twitterは想像していよりもやさしい世界と気付けたこと。
140文字は悩むけれど、小さな変化が記録としても残せ、また改めて見直すと多くの発見があったこと。
頭の中にあるたくさんの言葉は、少しずつだせるようになっていけました。

それでも、いまだに克服できず苦手なことはあります。
しかし、不安よりもゆっくり慣れていこうと思えています。自分にもできることを精一杯がんばっていると、気がつくとフォロワー数が増えていました。
例えば、フォロワー以外に自分から絡んでいくこと。
実は、自分から送信できたのは、今日まででも片手の指で数えられるほどしかありません。練習したり、がんばってみたものの、そもそもフォロワーへのコメントでさえ、作成したけれど送る前に消してしまった言葉が数知れず。
そのように、わたしが送るのが苦手な分、送ってくださったコメントに対してのお返事はとても大切にしています。わたしがお返事した方以外にも読んでくださっているようで、そこでいいねをもらえることも多々ありました。


そんなわたしが、Twitterに苦手意識をもつあなたへ伝えたい(初心者向けの)ポイントを3つご紹介します。

・ コメントで、おすすめなのが「おめでとう! 」と「おはよう! 」
誰にいわれても嬉しいし、悩んだらまずはここからはじめてみよう。

・ #タグ(ハッシュタグ)で#HSP や、検索ワードで “ HSP ”と入力したら、HSPの人を調べられる。そして、HSPの人の多さに驚く。
HSPといっても人それぞれだということを忘れず、試しに交流してみてね。

・続けてみることが大切。わたしは大体1か月で慣れたから。

ここまでして、Twitterをやる意味あるの?と思う方はいるかもしれません。
それでも、わたしはTwitterをはじめてみて良かったです。


さいごに

HSPは、悪いことではありません。
ですので、HSPだからきっとこうだろうと思考をとめないことが大切です。

大切なのは、無理をしすぎないことと、自分をよく知り、受けとめること。
なにが苦手で、なにができ、なにが必要か、どのようにしたら心地よく生きられるか、一人一人異なっています。

自分のことがわかれば、それらを元に周囲の環境を整え、自分にとって適した環境をつくりあげていきます。

ほんとうの自分を知り、環境を自分でつくることが上手くできるようになっていけたなら、Twitterに限らずきっとさまざまなことがラクになっていきます。


「 Twitterができるようになったよ 」
これから、もしもTwitterの話がでたとしたら、わたしはそう人に答えることができるでしょう。
そんな些細なことですが、ひとつ自分のできることが増えるという事実と、そこでの学びが、わたしをまた一歩成長させてくれたのです。



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