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マイケル・ナイマン+ルイヴィトン

ドラマを見てたら、CM枠で聞いたことのある曲が。
聞いたことのある曲が…と控えめに書きましたが、実はすごく好きな曲です。
それは映画「The Piano(邦題:ピアノレッスン)」で使用されたマイケル・ナイマンの曲。

マイケル・ナイマンとは

マイケル・ナイマンとはイギリスの作曲家です。
主に映画音楽の作曲家として名をはせている(というか、映画音楽しかやってないと思ってた)のですが、どうやら映画音楽の前は音楽評論家やバンドもやっていた模様。
彼が脚光を浴びた映画は「ピアノ・レッスン(原題:The Piano)」です。私も大学でこの映画を見て初めて彼のことを知りました。

そこから彼の音楽にハマり、大学時代にコンサートにも行きました。それが最初で(今のところは)最後のライブです。

ここが好き①:旋律がきれい

「旋律がきれい」とえらそうに書きましたが、私自身はピアノを10年ぐらいしか習ってなく、しかも先生とのウマが合わずに一切練習しませんでしたw
でもそんな私がマイケル・ナイマンの「犠牲者(原題:The Sacrifice)」を聞いて、「あーこの曲を自分でも弾いてみたい」と思い、実家にいるころはピアノに1時間も2時間も向き合いました。
それぐらい夢中にさせるきれいな旋律の曲なのです。

ここが好き②:映画に合っている

彼が映画音楽を務めた作品は何作か見ているのですが、「ピアノレッスン」の他に「コックと泥棒、その妻と愛人(原題:The Cook, the Thief, His Wife & Her Lover)」が印象的でした。
「コックと泥棒、その妻と愛人」は全体的にゴシック(衣装がジャン・ポール・ゴルティエということもあるかもしれません)な雰囲気の映像なのですが、その映像にとても合っていて厳かな音楽です。
そしてその厳かででもどこか悲しげな曲が、エンディングの恐ろしいシーンをさらに恐ろしく演出してくれます・・・!
・・・怖い。あらためて聞いてみたのですが、あのラストを思い出しながら聞くと寒気がします。

また、「ピアノ・レッスン」では、海が要所、要所に出てくるのですが、その海のさざなみを表してるのかな?と想像を掻き立てられます。
そして・・・「犠牲者」を聴いていると今でも涙がじわりとこみあげます。

ここが好き③:意欲的な人(たぶん)

ご本人に会ったことがないので、今までの作品やら活動やらを見ての私見なのですが、たぶん新しいこと好きで意欲的な人なんじゃないかと思っています。
というのも、活動範囲は映画音楽だけにとどまらず、ゲーム音楽やファッションショーの曲など多岐にわたります。
また、78才(2022年9月現在)にもかかわらず、Indtagramなどの各SNSを使って情報を発信したり、Spotifyで楽曲を配信するなど行っています。
SNSについてはおそらくご本人ではなく周りのスタッフが実際に発信をされているとはいえ、周りに勧められたらやってみようと思うのは素敵ですし、なにしろ映画にとらわれることなくいろんなフィールドで自分の音楽を武器に飛び込んでみるというのは、とても尊敬できます。

聞いてみて!YouTubeのご紹介

というわけで、とりあえず聞いてみてほしいです。(ここでいきなり雑)

1.「犠牲者(原題:The Sacrifice)」ピアノレッスンより
※モノラルです。ステレオで聞きたい方はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=n1Y1zXevy1A

LOUIS VUITTONのCM


2.「Memorial」コックと泥棒、その妻と愛人より

3.「羊飼いにまかせとけ(原題:Chasing Sheep Is Best Left To Shepherds)」英国式庭園殺人事件より

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