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19.ヘアドネーション

私、今では前下がりボブの髪型をしていますが、平成時代は髪の毛を伸ばしておりまして、腰ぐらいまでありました。なぜ伸ばしていたかというと、ヘアドネーション(髪の毛の寄附)をしたかったからなんです。そんなヘアドネーションを今回のテーマとして挙げてみようと思います。

ヘアドネーションとは?

文字通り髪の毛の寄附のことです。病気で髪の毛を失った子供達の医療用ウィッグを作る為に髪の毛が必要なので寄附を呼びかけているのです。日本にはヘアドネーションの団体が何箇所かあるのですが、私が寄附したのは下記のJHD&Cさんです。

こちら、どんな髪の毛でも寄附できる訳ではなく、
・髪の毛の長さが31センチ以上あること
・髪の毛が完全に乾いていること
・カラー、パーマ、ブリーチいていてもOKだが極端に傷んでいる場合はNG
など、寄付できる前提条件があります。(これは寄付する団体にもよるかもしれません)

なぜしようと思ったのか?

前職で色んな方とお話しさせていただく機会があったのですが、その中のお一人の女性が超ロングヘアだったのに急にショートヘアにされたんですね。長年お会いしていてロングのイメージが強かったので聞いてみたんです。そしてその時にヘアドネーションについてお話を聞く事ができたのです。
その時の私は漠然と「そういう寄附ってあるんだなぁ」くらいに考えていたのですが、ずっと頭から離れませんでした。何度も何度も考えているうちに亡くなった母のことを思い出しました。

母は癌を患い、治療する中で髪の毛を失い、ウィッグを作成してもらってつけていました。治療する上でどうしても頭髪を失う、というのは年齢性別関係なく辛いと感じる方は多いと思われます。そんな方のために出来る事というものがあるのであれば、私もぜひしてみたい、と思ったのが一番のきっかけです。

また、私自身が誰かのために出来ることってあまりないのでは?と当時考えておりました。私ごときが何出来るんだろう?こんなちっぽけな私が?と。(当時の私はまだ自分をあまり褒めていない時ですね。褒める事、については過去の記事からどうぞ!)だけど、ただいつも通り髪の毛を伸ばし続けて切るだけで誰かのためになるんならやってみよう!とようやく前向きな気持ちになれたのがこの頃です。

平成⇄令和

ということで、美容院に行っても毛先の枝毛だけ切ってもらってあとはカラーしてもらう、ということを何年か続け、ようやく規定の長さまで伸ばせたのが平成最後、そう、平成31年の春です。ちょうどいいし、平成最後の日に髪の毛切ってもらおう!と決め、美容院を探し始めました。

巻きまくってるから分からないけど
腰近くまでの長さがありました

美容院探しから送付まで

実はこのヘアドネーション、対応してくれる美容院さんというのが決まっていまして。(もしかしたら相談したら出来るかもしれませんが)公式サイトで検索できるようになっています。ちょうど近所の美容院でも対応可とあったので、早速予約をして行きました。
美容院ではヘアドネーションをしたい旨を伝え、規定の長さ、31センチ以上になるように切るところをゴムで括ります。そしてバサッと切る。以上です。もちろん、頭頂部から切るわけではないので、実際の髪の毛の長さはそれ以上ないといけません。
切った後は、どんな髪型にしたいかを伝えてカットしてもらい、寄附する用の髪の毛を袋に入れて持って帰りました。

令和はずっとこの長さ

後は公式サイトにあるドナーシートへの記入と、先ほどの髪の毛を郵送して終了です。

リボンいただきました

郵送してどれくらい経った頃かは覚えていませんが、団体からお手紙とリボンをいただきました。こちらです。ありがとうございます。

大切にずっと持ってます

寄付をする事で、私の髪の毛が誰かの為に役に立っていると願っております。

最後に

今となっては今の髪型で定着してしまいましたが、もしまた髪の毛を伸ばす機会があれば絶対に寄附をしたいと思っています。もしバッサリ切ろうと思っている方いらっしゃったら、一旦ヘアドネーションのことを思い出していただけると嬉しいです。

と、今回もここまで読んでくださりありがとうございました。久しぶりに自分のロングヘア状態の写真を見ましたが別人やなぁと感じました笑 イメージ違いませんか?

ではまた明日もよろしくお願いいたします!

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