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家をもらった。

音楽とバイトに身を捧げた20代。
破局した元彼と、その友達(今の旦那さん)と
修羅場的3人暮らしをしながら4ヶ月が過ぎ
そんな私のカオティックな心情を神様が察したのか、

私は家をもらった。

いや、正確に言えば雇われ家主とでも言いますか、
祖母の持ち物である23区内駐車場付きのどでかい一軒家に
移り住んでくれないか?と父親に打診されたのであります。
父も私が謎のルームシェアをしていることを知っていたので、
みんなで住んでいいから、と。

まあ何やら税金の兼ね合いやらあって、
無人になってしまった家に私が住んでいた方が
都合が良いらしく、悪く捉えれば
”もはや選択の余地はない状況”だったわけですが。

そんなわけで2015年1月末から
どでかい一軒家での新たなルームシェアが始まりました。
そのタイミングで元彼は実家に戻り、
その代わりに(というわけでもないけれど)
またどさくさに紛れて私が拾ってきた音楽仲間がやってきて、
住人は私・友達(男・今の旦那さん)・友達(男)という、
それはそれで謎なメンツでのルームシェアに。

やっと平和な日々が訪れると思っていました。
でも実際は、元彼を引きずり落ち込む毎日。
それでもルームシェアしているから、みんなと会う時は家でも強がってしまうという気の抜けなさ。
あーここは生き地獄か!と笑い泣きしたくなるような日々が続く中で、
なぜ私は今の旦那さんと結婚するに至ったのか。

それは一つ屋根の下に住んでいたからこそ訪れたチャンスでした。
しかし同時に、それは3人暮らしという微妙なバランスの中でのチャンス。

なにこれ、テラスハウスなの。


続く。

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