想像を超えて、花が導き出してゆく「光」の不思議

2年前のハワイ滞在、そして今年の夏の鳥取大山滞在を経て、ようやく花療法家としての扉を開くことになりました。
植物と花にまつわる不思議な体験はどんどん増えてゆく一方なので、ひとつひとつ丁寧にゆっくり綴ってゆければと思っています。

まず最初のものがたりは、はじめてのお客さまが来られた時の体験です。
その方は、
「仕事上の対人関係ストレスの問題」を抱えておられ、どうしても関係性が改善されない中での仕事がとても苦痛との事でした。
対話の中で一方的に決めつけられ、自分を受け入れてもらえない問題が起きるたびにバックヤードで鎮静させてくれるエッセンスを飲んでいる、との事。

家族関係やパートナーとの関係には特に問題はないとのことだったので、お話を聞きながら
「ストレスを和らげるもの」や「傷つき、波立ったアストラル領域を癒すもの」が必要かなと考えていました。
花のエネルギーを選ぶ時には
直感(右脳)で選ぶリーディングカード、またはペンデュラム、症例に合わせたものを左脳で選ぶなどの方法がありますが、この方の希望でペンデュラムでひとつずつ感じながら選んでいくことになりました。
そして導き出されたのはこの５つの花でした。

Balsam 鳳仙花
深い受容性と女性性を纏った花です。
これは固執した考えや固まってしまった身体や筋肉を緩めて開かせ、解放してゆくとても女性的なエネルギー。出産時の女性や、女性特有の肉体的な現象にも対応できるものです。
もしかしたらあなたの奥底に、さまざまなことに対して根強く存在する深い思い込みがありませんか？とのメッセージ。
私たちは外側に起きる事ばかりをみてしまいますが、
実はあなたの内側に、決まったパターンの思考や感じ方があるのでは？との花からの問いかけです。

このカードが出た時、「あ、またやられた」
と思わざるを得ませんでした。
現象に対して、対処療法を考えてしまいがちですが、その現象を引きつける原因を見ていきましょうと花は提案してきたのです。
この花のメッセージに、彼女はとてもはっとした様子で、
「それは今自分がいちばん向き合いたいテーマだった」とのこと。
こうに違いない、
ずっとこうやってきたから、
わたしはこうだから
そんな自分に随分前から気づいていたのです。
そしてまた彼女は踊り手でもあり、この鳳仙花(てぃんさぐぬ花)の歌が好きで、舞ってきたのですという話もしてくれました。これもとても素敵な「花」による引き寄せと思わずにはいられませんでした。

いきなりの花の素敵な図らいに一気にこころはゆるみ、2つ目の花。
WildPansy 野生のパンジー
こちらも受け入れと、親和力の花です。
特に喉から上、
表現から思考へ続く滞りを流してゆくので、ゆるやかに開かれたものにさらなる力と柔軟性を与えて押し進めてくれます。

３つ目は、
Snowdrop スノウドロップ
雪を割って初めて初春に咲くこの癒しの花は、変容する自分を支え、固まった感情を水と共に流してゆくもの。1,2の花で開かれたネガティブなものをやさしく流してくれそうです。

４つ目の花は、
AncientYew 古代イチイ
古代樹木のゆったり、揺るぎないまなざし。
再生し、新しくなってゆくエネルギーを信頼すること。そしてそのエネルギーの束を太くしてくれることでしょう。

5番目の花は、
Harebell へアベル
この花がさらに自分に対する思いを支え、
抵抗を手放して信頼してもいいのだと教えてくれます。

カウンセリングでは、まずはとにかく
対人関係のストレスを癒す緊急性のあるものを、
といった感じだったのですが、花が出してきた答えは「あなたの中にある潜在的な思い込みと恐れに気づいて、もっと深く開けるはず。そのお手伝いをしますよ。」というものでした。

いつも感じるのですが、
大自然宇宙からのギフトは、私たち人間が社会の中で想像するよりはるかに深い視点から光を送り、喜んで導こうとしてきます。そのまなざしにはいつも感動を覚えます。

物理的肉体の手前のフィールドに、
これらのバイブレーションを写し込むことで起きてくる、現実の変容が楽しみです。

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