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別府八湯温泉本②

温泉スパポートの2回目の挑戦は、別府へ転勤した時に始まった。

当時、私はまだ隣の大分市から通勤しており、帰りに温泉に入って帰れば良いし。せっかくなら、あのスタンプを集めよう。

そんな動機だったように思う。

2回目の挫折の理由は、別府の温泉文化への恐怖だった。

別府へ転勤した私は、地元の方と接する機会が増え、別府の温泉文化を知っていくことになる。

温泉には縄張りがあり、入る時間が決まっている

市営、町営、組合のもの。旅館などではない、いわゆる地元温泉という種類の温泉を生活の一部として利用する地元の人は、違う場所の温泉に入るということはまずしない。

他に行くと「よそもの」だから入りにくい。そうなのだ。いつも入る時間帯があるから、いつも入るメンバーも決まっている。そしてその時間を楽しみにされていた。

別府の噂は温泉で広まる

良いことも悪いことも。人の口に戸はたてられない。

いつもの時間のいつものメンバーと、今日1日の出来事を話す。噂はあっという間に広がっていくのだ。

当時の私はまだ二十代半ば。会社の近くの市営温泉に入ってコミュニティをつくることに二の足を踏んだ。

そして営業職ということもあり、全裸でお客さんと話すことにも抵抗を覚えた。
どこで話しかけられるか。そしてお客さんなのかそうでないのか。(別府の方は、初対面でも気さくに話してくれるので)

営業エリアから遠い温泉をわざわざ訪れる。
転勤したばかりの私の仕事に、そんな余裕もあるはずはなく。

会社と家の往復の日々に、2度目の挑戦は自然消滅的に終わりを告げた。

あれから、15年超。

別府市民となって10年超。年齢的にもどんな人とも話ができるようになった。

市営温泉の多くがリニューアルされ、訪れやすい施設が多くなった。

熱湯とぬる湯の浴槽もできた。

多くの温泉名人が誕生し、認知度があがり地元温泉も訪れやすくなった。

満を持して。

今回3度目の挑戦をする!!

きっかけは、このnoteだ。

シャンプーリンス効果をnoteに書いたことで、温泉のことをもっと知りたい!別府のよさをもっと書けるようになりたいー!!という気持ちが強くなった。

さらに、泉質について実感しながら覚えていきたいとう新たな楽しみも知った。

3度目の正直!!やってみようと思う。















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