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88湯って難しい

温泉巡り2日目の朝を迎えた。
昨日は、機能温泉の代表を攻めたのだが、ホットヨガの帰りにふと。

いや。やはり、初日にあの想い出の温泉に行こう。

そう思い立った。想い出の温泉とは、以前にnoteにも記載した、お湯が熱すぎて入らず、おばあちゃんに怒られた温泉。

今ではとっても綺麗になった「海門寺温泉」。

さあ。入れるようになった熱湯に入ろっと。

あっつ!あっつつつつつつうー!!!!

笑いが出た。いきなりはやっぱりむりむり。

ぬる湯に入りながら、2日目の作戦を練る。
今日は、入ったことあるところばかりだったし、明日は初めてのところへ行ってみよう。

熱湯にえいっ!!と入り。なんともいえない気持ち良さを感じ、スッキリとした気分で温泉をあとにする。

さあ!温泉師匠の中から明日行く温泉を!

気がつけば朝。温泉3カ所入ってゆったりしすぎたようで、温泉師匠を読みながら、眠ってしまっていた。

慌てて、硫黄泉を探す。近いところでいっか。

神丘温泉 豊山荘

師匠によると、別府一、二のつるつる硫黄泉と書いてある。料金も400円と良心的。

しかも、師匠についている入浴無料券が使える。

昨日入湯料結構高かったし、温泉卵の分も取り戻すか。

硫黄泉の匂いは、癒しの匂いだが使用したタオルは、洗っても匂いが残る。柔軟剤の匂いにこだわりのある私は、今回から温泉巡り専用の手拭いを導入した。

温泉師匠と専用手拭いとともに、出かけた。

この旅館は知らなかったなー。なんだかレトロな香りがするなあ。と入口に入ると。誰もいない。

すみませーん。

お掃除中だったのか、汗をかいた女性の方が出てきた。

この無料券を使いたいのですが。

温泉師匠を差し出す。

あっこれ。今日使えません。

ええっ?!なんでなの師匠!!
使える日と使えない日があるなんて!

どうもお盆期間中は使えない。ということらしいので、仕方がない。

払おうじゃないか。400円。

と汗だくの女性が口を開く。

あっ。半額券なら使えます。

やった。200円!とよくわからない喜びを感じながら、
お金を払った。

「泉源が100度ありますから、お湯が出ているところを触らないでください。お湯をよく混ぜてから入ってくださいね。」

200円割引効果なのか、急にすごく親切に感じながら女性と別れ、浴室へ向かう。

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おっ。女の館?!

レトロ感が払拭できない。一、二を争う硫黄泉。
秘湯のように感じてきた。

のれんを潜ると、脱衣所。誰もいない。

温泉の扉を開く。ガラガラガラ。

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浴室内は想像と違って綺麗だった。

そして、お湯に驚く。硫黄泉なんだけどすごくすごくお湯が柔らかい。

肌触りがすごく気持ちが良い。

別府にもこんな温泉があったんだ。
メタケイさんがたくさんいるのか!?!
成分表を見るが、メタケイさんは274mg。ひょうたん温泉が456mgだから、この気持ちのよい柔らかさは、メタケイさんのものではない。

なんだろう、師匠。

師匠の中に、「ひと目でわかる別府の湯チャート」
という資料がある。それによると、アルカリ性のお湯がつるつる温泉とのこと。

そして、この豊山荘はアルカリ性硫黄泉だった。

これだ。

すごいな。これに、400円で入れるのであればもうずっとここに来たい。

その時気がついた。88湯入るということは、入り終わるまで気に入ったところにお気に入りの温泉に入る時間を失うということではないか。

師匠。これは試練です。

難しさを感じながら、リンス浴のために単純泉に向かう。これまたはじめましての「照湯温泉」だ。

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メタケイさん25.9gm。酸性かアルカリ性かは師匠にも載ってない。

到着すると、すぐそばに春木川が流れ、静かな田舎の風景が広がる。

こんな場所あったんだな。知らなかった。

入口をあけるとすぐに、番台。近所の人が多くはいる地元湯のようだ。

200円ね。

安いなぁあー。そして、のれんを潜り扉をあける。脱衣所の真後ろに正方形の湯船。よく見る別府の地元の温泉だ。

お湯は、柔らかい。あれでも。硫黄の匂いがする。

硫黄泉ではなく、単純泉なのに。
湯の花が浮いている。

硫黄泉じゃなくても、硫黄泉の匂いがするんだ。

こんなこと意識して入ったことなかったな。

200円でこんな温泉に入れるなんて。しかも、夜9時まであいている。

また来たい温泉が増えた。88巡るのは難しい。けど、出会ったことのない、素敵な温泉に出会えるんだ!

また明日見つけにいこう。

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