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夢中とは満足するということ

 今日はいつもの堅苦しい?文章をお休みして。

 ほのぼのと、私が担当している子のエピソードを書いてみたいと思います。


とにかく開けたい

その子は遊びに夢中になりやすいタイプ。

周りの子が片付けを始めても、「僕は遊ぶの!」と知らん顔。

それでもいいよ、が出来るのが今の園で取り入れられている"担当制"という方法で、1人ひとりのペースに合わせた対応がしやすいのです。

みんなが園庭に行った頃、彼も片付けを始めて園庭へ行く準備を始めます。

階段を一歩ずつ降りて、下駄箱へ。

私も自分の準備をしていると、彼は何をしていたと思います?

彼は16×4=64個の下駄箱の扉を開けていたのです。

満足げな表情

およそ10分。私は彼の扉開け遊びを見守ってみました。

終わった後の彼の満足げな表情。
可愛さ、爆発です。

ここで彼のこの遊びを認めず、「そんなことしてないで早く行くよ!」って言ってしまっていたら、この表情は見れなかった。

けれど、いつもいつもこれが出来るわけでもない…。

こういう状況は保育士あるあるなように思います。笑

悪魔の提案

扉が開く感覚が楽しい様子の彼。

そんな彼の気持ちに寄り添うと、自然とこんな言葉が出てしまいました。

「閉めるのも楽しそうだね〜」

彼の瞳は再び輝きを取り戻し、もう10分、今度は閉める遊びとなった。

変な提案しちゃったな〜…と思いつつ、まぁいいかと思えた自分もいて。

満足して駆け出していった彼を追いかけた私でした。

「水筒忘れてるよーーー!!」

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