風俗店員物語番外編(給料編)
前回の記事⬇︎
https://note.com/kawayanmath/n/n9bee48ddce48
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〜スタッフの給料事情〜
風俗店のスタッフの給料はどうなっているのか?どうやって上がるのか?
うちのグループは以下の通りだ。
ヒラ社員➡︎基本給(25万)➕日々の賞金(0〜7万くらい?) これから寮費(4万)を天引きされるので手取りで23〜30万弱くらい。
主任➡︎基本給(25万)➕売上の歩合(2〜3%)
※主任より上は基本寮には住めない。
店長➡︎ 基本給(25万)➕売上の歩合(5〜∞)
といった感じだ。
ちなみに社会保険などは何も付いていない。所得税だけ引かれる。
歩合が少ねぇ!と思った方もいるかもしれないがウチの店舗の月売上は平均1800万というモンスター店舗だ。
歩合の計算をすると
だいたい主任で月50〜60万
店長で月100〜∞といったところだ。
ここで∞の意味を説明しておく。
これは売上をモンスター級に上げた店舗に許される『談判』といわれる制度がウチにはあるため∞と記載した。
これは社長に直接給与交渉する権利を得るという恐ろしい制度である。
カンのいい皆様なら気付いているかもしれない。
そう。。
ウチのグループは底無しにアホなのだ。
アホなスタッフが集まり、アホな店を経営し、アホみたいに売上を上げる。
社長を筆頭にアホなのだ。
ただ、こんな制度があるのも社長が提案したおかげだ。
あのヤクザのような社長は顔とは見合わず極力皆んなに金を持って帰って欲しいらしい。
事実、社長はそこまで金を持っていない。有るには有るが、各店舗の利益を独占している感じは全くない。
極力、頑張っている店舗や社員には還元しているからだろう。
また経営的な面からも、店長クラスの人間に辞められると店の経営自体が傾きかねないのである程度無茶苦茶な要求も飲まざる負えないのだ。
ちなみに去年の売上がグループ1位だったのは
ウチの店舗!!
ではなく違う店舗だった。
残念。 しかし談判の権利は勝ち取った。
そして談判の日に頭から汗をかき、頭をテカテカにして給与交渉しに行く松井を事務所に送り届けたのは1月のことだ。
松井は談判を終え、射精した後の顔をしながら車に戻ってきた。
こちらに戻ってくる姿はティガレックスそのものだった。
松井「キタキタキタァ」
完全に清○や沢○と同じ薬をしている顔をしていた。
俺「やばい顔してますよ。」
車の検問があったら松井は確実に逮捕される顔をしていたので早く元の顔に戻って欲しかった。
松井「やってやったぜ俺は。。」
どうしても内容を聞いて欲しいらしい。
欲しがりな上司は本当にめんどくさい。
俺「どうなったんですか?」
渋々俺は聞く。
松井「歩合の最低が7%、月の売り上げ2000超えたらボーナス50万だよ、、、」
ヨダレを垂らしながら松井は言っていた。
松井は口が臭いので頼むからシートにヨダレをこぼさないで欲しい。
ただ、談判した甲斐があり給与はかなり上がっていた。
単純に羨ましい。
俺「いいですねぇ。羨ましいです。」
松井「あ、そうそう。俺君にも歩合がついたよ。」
俺「⁉︎」
松井「ヒラにしては仕事頑張ってるし、新規の巻き取りも良いし、キャスト管理もしてるから社長が歩合付けてもいいってさ!」
俺「ちなみに、、おいくら、、?」
松井「なんと!売上の! 1%です!」
俺「うぉぉぉぉ!」
深夜の通販番組のようなやり取りだが今はそれどころではない。
デカすぎる。。売上の1%ならおよそ18万円の昇給だ。
この業界はありえないほど昇進スピードが早い。
半年で主任になるやつもいる。
ちなみに昇進に関しては全く時期は不明で突然告げられる。
平たくいうと”上司の気分”だ。
俺も早く昇進出来るようがんばろう。
そう思い、車を走らした。
ちなみに、この談判は基本営業終わりに行われるので帰るときには3時を回っていた。
気が大きくなった松井はそのまま裏カジノへ行き、次の日オープン勤務なのに昼過ぎに起きるというアルティメット寝坊をかました。
社長にしばかれたことは言うまでもない。
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