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その時代に生きて、考える。

こんにちは。文学サークル「ペンシルビバップ」の川和真之です。

今年最初に読み終えたのは大江健三郎だったんですけどね。文体は凄みがあるし、なによりも、文学ってすごいなと思わされました。

その時代に生きて、考える。文学だなぁって。

今回読んだ作品『死者の奢り・飼育』が書かれたのは1950年代なんですね。このあいだ読んだ宮本輝もそうだったのですが、その時代を感じることができました。それがまず、すごいいいなって思います。

なかなか、現代を感じるのって難しいなって思うんですね。読んでいて、いまを感じられる小説って、正直なところあまり出会えてないです。それは僕の読書量が少な過ぎることに起因していそうですが、自分自身が主観からうまく脱却できないことも影響していそうです。

なんとかその部分をクリアして、時代を掴んでいる作品を書きたいですね。時代を掴むためには、自分なりの視点で書かないと無理なのでしょう。手垢のついた、「現代はこうです」みたいなものとは対極にあるところから、手探りで見つけ出すような姿勢で書けばうまくいくのでしょうか。面白そうだし、やりがいを感じますよね。

次に、考えるについて。何も考えなくても日々は過ぎていってしまうわけで、きちんと考えたいなぁって思うのです。何について考えるのかは、自分自身の興味・関心でよい気がしていて、それを研ぎ澄ませていきたいですね。

例えば何かなぁ。やはり、現代ってほんとうに「決まりごと」に縛られちゃってる気がするんですよね。

「◯◯な社会かやってくるのだから、こういう教育が必要である」みたいなのは、まさに自分の屬する教育の言説なんですけどね、これって縛りの一つだと思いませんか。どんな社会になろうが、関係ねぇ、って言いにくい世の中ですよね。

あとは、欠点とかミスが許されない感じも、一つの縛りな気がするんですよね。こういう、自分の興味・関心と向き合って、小説に落とし込めたら面白いだろうなぁって思います。

いまは書く時間を第一に確保しているのですが、気づきが必ずあるので、少しずつ読書を進めていきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

明日も負けない心でいきましょう!

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