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おかしな同居人義父(マーガリン事件)

結婚して5年経った頃から、義父・義母と同居生活を始めた筆者ユタカ。


同居してから発覚したこと驚愕したことは数あれど、このマーガリンに関しては今でも強く覚えている事件の一つだ。


当時、嫁様サツキから冷蔵庫のマーガリンは義父カズオが管理しているという話は妻から聞いてはいたが…。


ユタカ「義父さん、パンにマーガリン塗りたいので、いただいてもいいですか?」

カズオ「あっ?ああ。」


ユタカ「いただきますね。」


10分後…


カズオ「お前、いい加減にしろよ!」


ユタカ「えっ?何の件ですか?」 


カズオ「わかんねぇのかよ、マーガリンだよ。」


ユタカ「マーガリン・・・ですか?」


カズオ「使い方、おかしいだろうが!」


ユタカ「えっと、すいません、一か所のところから取りすぎてしまって、少し掘り過ぎてしまったことでしょうか?」


カズオ「あぁ、それは一つだ。でも、それだけじゃねぇよ。」


ユタカ「・・他にもあるんでしょうか?」


カズオ「パンのカスが中に少し入ってるじゃないか。これはお前が一度マーガリンを取ってパンに塗り、またマーガリンを追加で取ったことを示している。」


ユタカ「それが問題あるのでしょうか?」


カズオ「次に使う時にそのクズがつくだろうが。」


ユタカ「はぁ・・・」


カズオ「あとな、マーガリンの中に入れておいたナイフが逆に入ってるだろうが。次に使う人のことも考えろ。」


ユタカ「すいません‥そもそもナイフに上下があることさえわからなかったです。」


カズオ「ちゃんと使う前の状態に戻しておけ、と言っている。わかったな。」


ユタカ「申し訳ございませんでした。」


1時間後・・。嫁サツキと2人で会話する機会があり‥



サツキ「お父さんから聞いたんだけど、マーガリンでやらかしたみたいだね。だからいったでしょ。マーガリンはお父さんが管理してるんだから気をつけてって。」


ユタカ「いや、気を付けようとは思ったんだけど‥すいません。」


サツキ「世の中には買った時についているピラピラに拘って、そのままきれいに残している人がいるくらいよ。あれくらい言われることは想像できるでしょうが。」


ユタカ「いや、できなかったよ。っていうか、逆の立場だったら、別に少しくらいマーガリンが一か所くぼんでいても、パンのわずかなカスが入っていてもどうでもいいと思うんだけど…。」


サツキ「それはあなたがずれている。わかっていない。あなたがよくても相手はよくない。」


ユタカ「はぁ。。。」


サツキ「そもそも人を不快にさせないとはどういうことかがわかっていないよね?いつも。」


その後、説教じみた会話が30分続いたのは言うまでもない。

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