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2021-10-11

月曜日。誕生日まで一ヶ月。今日までが暑いらしい。明日からは秋らしくなると天気予報で言っている。朝海に向かう時に通勤途中の人々にもすれ違う。見ていると男性はまだジャケットを着ていない。さすがにシャツは長袖のようだが下はグレーなどのスラックスを履いて革靴、荷物は皆ビジネス仕様のリックだ。私と同世代に思えるようなオジサンでもリックを背負ってジャケットは着ていない。

10月も中旬に入り、すでにクーリビスから衣替えで上着を着るべき時期であるはずだが、今はそういう規定は個人の裁量に任せているのだろうか。通勤がないし、長くホワイトカラーをやっていないので世間がどうなっているのか疎い。私の方は今日まで<半短ビー>である。<半短ビー>とは、半袖のTシャツに短パン・ビーチサンダル。海に散歩に出る時はビーサン。買い物に行く時はもう少ししっかりしたサンダル(ビリケンのアリゾナか、nakamuraのサンダルか、それももうしまったので、玄関に出してあるビリケンのボストン)。

電車に乗って出かける時はもう短パンは履かないけど、土曜日にみなとみらいでは多くのお父さんが短パン姿だった。ジーンズを履いてブランドストーンのショートブーツを履いていたから尚更暑く感じた。昨日と今日は家では短パンに半袖のTシャツ。明日はジーンズを履くことになるだろう。

ここ数年、長袖シャツを着る機会が全くない。春秋物の薄手の羽織り物でさえ着る機会がほとんどない。季節は夏か晩秋か冬かしかないように感じる。半袖Tシャツの季節が終わると、一枚薄い半袖のTシャツを着てその上から長袖のTシャツを着る。それで寒い時はスウェットシャツを着るが、フリースベストで済ますことも多い。あとはアウターを寒さに合わせて着るだけ。

コロナ禍で自宅にいて仕事していると、ウールのセーターでさえ煩わしくて着なくなった。コートの類いも煩わしいので、今はアウターができるだけ薄くて軽いもの。ダウンも嵩張らないもの。となると気がつけば全身UNIQLOなんてこともあるので、アウターは違うところで買っている。L.L.BeanとかPatagoniaとか。

アウトドア・ブランドがサイズ感もゆったりして着やすいのがいちばんだけれど、海と山に囲まれた町に暮らしているとおしゃれでシックでモノトーンな格好が合わないし着る機会がどんどんなくなる。アウトドア・ブランドの服の中には、こんな色日本人は着ないよなあというような、原色の派手なものが多い。なんで何だろう、アメリカ人のデザイナーってセンスないなと思うことも多い。

でも考えてみると、派手な原色を使うのは自然に対抗するためではないかと思うのだ。登山や雪山や海や大自然の中で人間であることを証明するためにわざと派手な色を使う。それは遭難などで見つけやすいためだろうし、動物などが警戒して近づいてこない威嚇の意味もあるのではないかと思う。

YouTubeでアメリカの大自然の中でロッククライミングする女性が、派手なピンクのナイロンジェケットを羽織って、その機能性の素晴らしさについて語ったりする動画を見ることがある。それが絶壁と同化するようなカモフラージュ色やアースカラーでないことに実は意味があるんじゃないかと思っている。

もしも、私の文章で<人生はそんなに悪くない>と思っていただけたら、とても嬉しいです。私も<人生はそんなに悪くない>と思っています。ご縁がありましたら、バトンをお繋ぎいただけますと、とても助かります。