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作家としての生活が始まりました

昨日7月10日付で吉本興業を退社し、今日から本格的にフリーの構成・放送作家としての生活がスタートしました。

こうなることが決まったのは今から1ヶ月前ぐらいで、その頃は「まだあと1ヶ月もあるのか、意外とゆっくりできるな」などと考えておりましたが、1ヶ月は驚くほどあっという間に過ぎるもので、周りからの「あと○日ですね」の"もういくつ寝ると式カウントダウン"で「もうあとそんなか」と都度焦りを感じていました。

「吉本の社員辞めて作家になりますわ」
まあ実際にはそんなナニワ丸出しの言い方はしてないのですが、私がその報告をした全ての人に「絶対そっちの方がいい」と言われました。自分ではよくわからないのですが、絶対そっちの方がいいらしいです。

全然関係ない話なのですが、最近ヨシモト∞ドームに喫煙所ができました。オズワルドの伊藤さんが昨年のABCお笑いグランプリの優勝賞金で作ってくれた素敵な喫煙所で、中には伊藤さんが煙草を美味しそうに燻らせている写真がどんと飾られています。

その喫煙所ができた日には伊藤さんによるテープカットも盛大に行われ、喫煙者にとっては念願のドーム喫煙所の完成となりました。たまたまその時に近くを通った私に伊藤さんが満面の笑みを浮かべながら「もうここで煙草吸っていいからね」と優しく声を掛けてくださいました。

次の日「ドームが煙草臭い」という理由でその喫煙所は当面使用禁止になりました。あの時の伊藤さんの笑顔が今も忘れられません。

話がだいぶ逸れてしまいました。
なんで急にそんなことを思い出したのかというと、伊藤さんにも「絶対そっちの方がいいよ」と言われたからです。

今までもプロデューサーという肩書きでありながら、台本を書いたり映像を作ったり作家のような動きをしていました。なので、プロデューサーだろうが作家だろうが、やることは今までとあんまり変わらないと思います。

退社してフリーの作家になることをお知らせしてから約2週間ぐらいが経ちました。ありがたいことに既にいくつかご依頼をいただいているのですが、今までにはなかったラジオへの出演やトークイベントへの出演など、表に出る側のお仕事も何件かいただいていて、少々の小っ恥ずかしさもありますが「ああ、これがフリーか」と新たな環境を堪能できています。

それで言うと、会社員からフリーになることで生じる手続きの面倒さも、白目を剥くほど堪能しています。男性ブランコさんの単独などについている作家の大澤さんに、退社することが決まってから「フリーのあれこれって実際どうなんですか」と聞いたら「めんどくさいっすよ、あはは」と言われたので、あははなんだと思います。とほほ。

打ち合わせなどを除けば、初めての"ちゃんと作家"としての稼働は、7月15日のやさしいズ×空気階段ツーマンライブ『兄弟船』からです。ヨシモト∞ホールにて21:00開演です。お席が残りわずかとなっておりますので、お取り忘れのないようご注意ください。オンライン配信はございません。会場のみでお楽しみくださいませ。

タイさんが仲良しの空気階段さんとのイメージからつけたタイトルですが、これからフリーという大海原に出ていく自分にとってもぴったりのタイトルだなと思いました。面舵一杯です。

やさしいズ×空気階段ツーマンライブ『兄弟船』

そういえば、前回の記事『吉本興業を退社して作家になります。』を読んだ方から"サポート"なるものを何件かいただきました。ありがとうございます。送って下さった全ての方にお返事をさせていただいているのですが、本当にご無理はなさらず。私ならきっと大丈夫です。そのお金で、またお笑いライブを見に来てください。それか、いい映画を見てください。いい本を読んでください。あなたのお金は、あなたのために使ってくださいまし。

それでは皆さま、引き続きよろしくお願いいたします。


河谷

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