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娘に「バカ」と言ってしまった

小学2年生の娘。

彼女は漢字が苦手だ。

保育園時代は、割と文武両道な場所に通ってたから、1年生の頃は比較的できる方だったと思う。

でも、その「出来てるほう」だという私の甘さがあったから、彼女の勉強具合を放置してしまった。


算数が好きな彼女は、そろばんに通ってたり、普段のテストとかも、平気そう。

でも、文章問題に引っかかってて、もっとよく読んだら満点だったのにねーって

問題は漢字

次の日が1学期のまとめテストだったから、私が仕事している横で宿題のプリントをしていたけど、23問中7個くらいしか書けてない。


え?これだけ?


びっくりした。こんなに書けてないなんて。

ちょうどこの前日にあった個人懇談で、娘自身で書いた1学期の自己評価プリントに、「2学期は漢字を頑張る」って書いていたのを見たところだったけど、まさかこんなに分からないなんて。

「頑張る」という意思を見た後だったのもあって、だ私も協力しよう!と思い、分からない部分を意味から説明して、教科書のどの部分に載ってるかなど、細かくゆっくり説明したのに、数分前に教えたことが覚えられない

「分からない」って感覚が「分からない」

私には「出来ない理由」が「理解できない」


娘は泣いた

分からないことに泣いたんじゃなく

私が怖かったから泣いた



泣いたことにイラつく私。

自分が分からないせいでこうなってる

そう思った。


その晩、彼に一通りの話をしたら

興味がないねんから、覚えられる訳がない

ごもっともなんだけど、これからどんどん漢字は増えていくから、早い段階で覚えていかないと、覚える量が増えていくじゃん。って思ってさ。

煮え切らない想いに、言っちゃダメ言っちゃダメだと心で思いつつ

「馬鹿」という言葉を使ってしまった

言ってからめちゃめちゃ後悔。


もうこの言葉だけは、言わなない思ってたのに、言ってしまった自分幼稚さに自己嫌悪


次の日に娘に謝る。

娘ちゃん…昨日は馬鹿って言って、本当にごめんなさい。悲しい気持ちになったよね?娘ちゃんはやれば絶対に出来るって信じてるから、ついキツくなっちゃって…ほんとごめん。

親の言葉はこどもにとってすごく重い言葉

言霊にもなるって信じてる自分が、そういう言葉を使ってしまうなんて、絶対ダメ

「出来ない」って言えば言うほど

娘は自分で「出来ないんだ」と思ってしまう

だから気をつけていたのになんてことしちゃったんだって、すごくすごく後悔した。


でもね。謝った後に娘ちゃんは

もう大丈夫だから気にしないでいいよ。ママが私のこと大好きなの知ってるし、嫌いな気持ちで言ったんじゃないって分かってるから。

なんか。私の方が泣いてしまった。

優しすぎる娘に甘えてしまっているなぁ。もう少し私が成長しなきゃ。

言葉は暗示。

改めて気づかせてくれる出来事だった。

「出来る」「出来ない」だけを見るんじゃなくて、どうしたら、娘ちゃんが漢字に興味を持ってくれるかを、考え直そうって思うようになった。


ママと2人で何かするのが好きな彼女の為に、夏休みは2人っきりの時間を作ろうと思う。

小学生新聞でも申し込んでみようかな。

それを一緒に読もうかな。




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