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米国株式投資の真実を伝える [Vol.126]2024年1月15日配信


【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。

1.マーケット振り返り(1月8日~1月12日)

<主要指数>
・NYダウ                           +0.3%
・S&P500指数                  +1.8%
・ナスダック総合指数      +3.1%

=駆け足バージョン=
週前半は様子見姿勢が強かったものの、後半に発表されたCPIやPPIの内容を受けて金利が低下し、成長株が買われました。NYダウは、事故があったボーイングや決算内容が嫌気されたユナイテッドヘルスの下落を受けて伸び悩みました。

=ちょっとだけ詳しく=
前週末に2024年会計年度予算の大枠が合意されたとの報道があったほか、サウジアラビアが原油価格の引き下げを発表したことなどから金利が低下し、週明けは半導体などの成長株が主導して上昇しました。

その後は木曜日の消費者物価指数(CPI)の発表を前に様子見姿勢が強まったものの、国債入札が順調に進んだことなどが下支えとなりました。

12月のCPIは市場予想を上回る内容でしたが、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に対する不透明感が広がることはなく、成長株を中心に買われました。

金曜日に発表された卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ると金利が低下して成長株は買われましたが、決算発表を受けた大手銀行株が売られるなど、NYダウは冴えない値動きとなりました。

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