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米国株式投資の真実を伝える [Vol.95]2023年5月15日配信

【人生を豊かにする日経の読み方】

社会人になって40年以上読み続けている日経新聞の中から気になる記事をピックアップしコメントする企画だ。毎週土曜日午前9時〜9時45分にズームへの参加形式で実施している。

参加は無料なのでご興味あるかたはPeatixでお申込みください。
以下は先週土曜日にカバーした記事の表題をいくつか。

1.マーケット振り返り(5月8日~5月12日)

<主要指数>
・NYダウ -1.1%
・S&P500指数 -0.3%
・ナスダック総合指数+0.4%

=駆け足バージョン=
消費者物価指数(CPI)の発表を控えて週前半は小動きとなりました。CPIはほぼ市場予想に沿った内容でインフレ率の低下が好感されましたが、新たに連邦政府の債務上限問題に関する不透明感が広がって上値を抑えました。

=ちょっとだけ詳しく=
前週末に大幅に上昇したことと水曜日にCPIの発表を控えて、地銀株が落ち着いた動きは下支えとなったものの、週前半は小動きとなりました。

CPIは前年比+4.9%、コア指数は同+5.5%とほぼ市場予想に沿った内容となり、過度のインフレ警戒感が和らいで長期金利は低下しました。しかし、バイデン大統領と議会指導部の債務上限問題に進展が見られなかったことから、金利低下を受けて成長株は買われたものの、上値の重い展開となりました。

金曜日は、ミシガン大学消費者マインド指数が6カ月ぶりの低水準となり、同インフレ見通しも2011年以来の高水準となったことに加え、債務上限問題に関する会談が翌週に延期されたことで不透明感が広がりました。これを受けて続落となり、NYダウは5営業日連続の下落となりました。

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