心がずっと泣いている
心がずっと泣いている。叫んでいる。子どもみたいに大声で、ずっと泣き叫んでいる。口を大きく限界まで開けて、喉が枯れるまでずっと。ずっと叫んでいる。あああ、あああ、あああ。そうやって泣けば泣くほど、声がかすれていく。自分の声が届かなくなる。呼吸がうまくできなくなる。あれ、どうやって息を吸っていたっけ。悔しい。誰かきいて。私の声を聞いて。そう思うのに、とうてい届かない。どうしたらいいのかわからなくなって結局、私はその場にうずくまる。膝を抱えて小さくなる。そうしてこの心の暗闇が過ぎ去