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小説の書き方講座⑩【継続】「やる」を続けることが厳しい君へ


おっす!千夜特急という旅小説を書いた川島です!!


とうとう第十回、最終回になりました。ここまで読んでくれた人はなんて思ってるんだろう。とても気になるよね笑

そんなわけで今回も口調を変えることなく、

勝手に独学小説講座最後のテーマ「継続」について話していこうと思う。

ではいこう!

小説講座ってなんやねん?って方は③くらいからどうぞ

※これは小説を書いたり読んだりした僕が、気づいたことを勝手に分析して文字にする講座なのでご了承ください。



継続することについて


さぁ、今回は最後のテーマ継続について。

もちろん、自分脳内にイメージ化をおこす方法や、

細かいステップアップなど、まだ描き切れていないテーマはたくさんある。

なのに、なぜ継続についての話なのか?という疑問を持つ人もいると思う。

しかし継続できないと、どんな気づきやアイデアがあったとしても

作品が完成することは絶対にない。

逆に継続さえすることができれば、物語はいつか完成する。

そして継続することを覚えれば、小説以外においてもとてつもなく役に立つからだね。


僕はよく漢字を調べることが多いんだけど、

継続とは、継いで続ける。

つまり昨日の自分や作業結果、そういうものを引き継いで続けることを意味している。

しかしこの継続というものがいかんせん難しい。

それは、頑張ろうという意識くらいではどうにもならないほどに難易度が高い。


この物事を継続するにはいくつかテクニックがあって、

・やる気を動く基準にしない→やり始めるとやる気がわいてくる(作業興奮)
・作業スイッチを作る→レモングラスの香りをかいだあと、作業をする
→(パブロフの犬)
・進んでいる実感を持つ(意味の認識)
・仲間を作る(内発的動機)


うんうん、見たことある。
聞いたことある。

そう思った方もいるかもしれませんが、

そんなのでできたら、みんなできるわけですね。



だって続ける方法論はこの世にたくさんあるけど

続ける方法論を探す人間は二種類ってことが問題なんだよね。


そして大体続けれている人は、

夢がある、目的がある、証明したいものがある、

そういう人たちにも気分の上がり下がりがあって、

モチベーション維持が難しい。

その時に、方法論を探し、

より自分がやりやすいものを生活や行動に取り組んでいくんだよね。


しかーーーーし!

方法を探す人の中には、

そもそもの情熱や、夢、目的がそこまで明確化されてない人もいる。

しかし、継続はしたい。

・・・いや、無理でしょうと。

例えば動きたくないのに、金欲しい。

この状況で、

動かずに金を稼げる方法を一つ一つやってみようと動き出す人は前者で、

動かないでその方法論ばかり探している人が後者。


そう、前者はそもそも続けたいなんて思ってない。

これをゲームで言うと、

武器を選んで一旦冒険に向かうのが、前者。

武器選びをずっと悩んでるのが、後者。


そもそも冒険に出たいという意欲が前者に比べて弱い。

となれば、後者に必要なのは継続の方法論なんかではない。


どうすれば、心に火が付くのか?

これに尽きる。

そしてなぜ心の火が消えていったのか?

これを明確にしないといけない。




心の火を燃やす方法


まず、したいという欲望は三段階あることを知っておいてほしい。

①思考から来る したい
②感情から来る したい
③心奥から来る したい


これが①の場合、永遠に何の変化も起きない。

それは厳密に言うと、できたらいいけど、何かをなげうってまでしたいという気持ちがないから


そして②の場合、感情が乗ればする、いい気分だからする、楽しいからする

これは、調子がいいときだけできるもので、好きかどうかはわからない。

しかし②から湧き出るしたいの場合、多くの物事で継続は可能になる。

だから、ここでは③について話さず、②の感情を動かす方法について伝えることにする。


最初に継続が苦手な人の多くが、

自分のことを好きではない人が多い。

それは自分に負けた感覚を持っていたり、

自分をごまかした感覚を

頭でしょうがないと合理化しようとするからだ。


そしてこういう動作の積み重ねにこそとてつもなく大きな問題がある。


それは、心をごまかし続けることで、自分の心を好きになれない。

ということだ。

 そして心をごまかす癖がつくと、心は自分に元気や勇気を与えてくれなくなる。

つまり、思考が強くなりすぎると、比較や合理化の癖が強くなりすぎて、何もない自分を好きになれなくなる。

そしてここに善悪の感覚は存在しない。(他者への危害は除く)

心がしたいと思ったことに対して、自分が動いてあげる経験が増えれば増えるほど、心が自由になり、その心が自分にパワーを与えてくれる。

少しスピリチュアルみたいな話に聞こえるかもしれないが、そんなたいそうなものではない。

やる気が出ない状態というのは、
思考や合理化によって、ないがしろにされた心がすねてる状態なのだから。

だからやる気が出ないんじゃない。

自分の心を放置しすぎて

「心が君のために、やる気を出す気をなくしてる」ということなんだ。

そうなるとどんどん心を無視していくから、どんどん関係が悪化していって、最終的には自分のことがわからない。という風になる。

自分のことがわからないっていうのは、向き不向きはテストや分析方法を使えばわかるけど、

自分の心がわからないっていうのは、自分が心を無視し続けてきた結果なんだ。


だから、やりたいことがわからない。という言葉よりは
「心に教えてもらえない、とか、心の声が聞こえない」
という表現に近いんだ。


だから、継続できる力を取り戻すには

やはり心に頑張ってもらうしかない。

つまりそのために心との関係を改善するしかないということになるんだ。


逆に、これさえ改善できれば、
体の元気がなくても、心が元気になれる。


そして頑張ることが苦痛ではなくなるし、何かを証明することでもなくなる。

そうやって、頑張ることから、
心のために、自分のために、頑張ってるという感覚を持ち続けることが


自然な継続
にとっては一番重要なことだと思うかな。


方法論は、そのあと。

心のスイッチが入ったあとに、

どういう風に頑張ればいいのか?

ここで初めて、さっき言ったテクニックが出てくるということ。


その順番さえ間違えなければ、だいじょうぶ。

継続は自分でするものというよりは、

心にさせてもらうもの。

そんな風に心と共に頑張れると、継続は簡単じゃないけど、辛いものではなくなるという話でした。




さぁ、そんな感じで継続が難しい人に対して、
小手先のテクニックではない方面から話してみたよ。

ただ何をやるにしても、自分だけは自分の味方でいれるようになりたい。
そういう風に心と向き合う中で、創作にも必ず役立つという話。


独学小説講座はこれで終わりだけど、人気があればまた殴り書きをまとめて体系化して、さらに解説できなかったものも含めて一本の記事にしようかな。

そんなこんなで、皆さん、これか
らも引き続きよろしく!

ではでは!しーゆーねくすとたいむ!





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