アメリカ ひび割れを自ら修復する新しい自己修復コンクリート
アメリカ・テック情報BGR10/1
新しいタイプの自己修復コンクリートが米国市場に登場しました。バジリスク自己修復コンクリートと呼ばれるこのコンクリートは、混ぜ込まれたバクテリアによって自己修復特性機能をもっています。
このバクテリアのコンクリートの修復方法は、ひび割れが発生したら新しい石灰岩を生成することで、コンクリートを再度塗布しなくてもひび割れを完全に塞ぐことができるのです。
バジリスク コンクリートの利点
①耐久性と自己修復能力により、寿命が延びることです。つまり、コンクリートは手作業で修復する必要がなく、自己修復するため、高額な修理の必要性を大幅に減らすことができます
②自己修復コンクリートはメンテナンス費用も低く抑えられます。コンクリート内部の亀裂を修復するバクテリアがダウンタイムを最小限に抑え、もちろん修復費用も最小限に抑えるからです。また、実際には一切の修復を必要としないため、CO2排出量を削減し、必要な鉄筋の数を減らし、防水コーティングの必要性を完全に排除するなど、より環境に優しい設計にも役立ちます
自己修復コンクリートを建築に活用できるようになることは、多くの人にとって大きな変革をもたらすでしょう。特に、多くの建物が時間の経過とともに徐々に崩壊し、荒廃していくことを考慮すると、大きな変革となるでしょう。
ひび割れを修復する能力を備えたこの新しいコンクリートは、今後建物をより安全な状態に保ち、同時に気候変動との戦いや地球温暖化問題におけるコンクリートの役割に貢献してくれるでしょう。
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