エジプト　新説！ピラミッド建設の古代技術

アメリカCNNニュース8/5
エジプト学者たちは長年、4,000年以上も前に古代エジプトの巨大なピラミッドがどうやって建てられたのかをめぐって熱く議論してきました
一般にいわれている古代技術は紀元前1980年から1075年の、より新しい、より文書化された、より小規模なピラミッドに焦点を当てており、使用された技術には、傾斜路、クレーン、ウインチ、トグルリフト、ホイスト、ピボット、またはこれらの方法の組み合わせが含まれます
しかし、はるかに大きい古王国時代のピラミッド（紀元前2675年から2130年）は他の技術が使用された可能性があります。

パリの民間研究機関 パレオテクニックpaleotechnicの 研究者たちは、それは、貯めた水を使ってエジプト最古のピラミッドの中央まで重い石を浮かせた油圧（水圧）式リフト装置だという説を提議しました

この新説は階段ピラミッドの内部構造と一致するシステムだといいます
古代の川の水がサッカラ台地 の西から  階段ピラミッドを取り囲む深い堀とトンネルのシステムに流れ込んだといいます
水はギスル・エル・ムディール（以前は要塞、祝賀競技場、または牛の囲い場であると考えられていたが、近年ではナイルの大洪水から水を制御・貯留するとともに、水路を詰まらせないように堆積物や土砂をろ過する役割も果たしていた）にも流れ込むようになっていた、といいます。

階段ピラミッド内の縦坑は、長さ200メートル（656フィート）の地下トンネルとつながっており、ピラミッドの外側にある別の縦坑につながっている。外側の縦坑は、乾いた堀の水輸送部分と想定される「深い堀」とつながっている可能性があるといいます
このピラミッド内部の油圧（水圧）式リフト装置を使って、数十トンの重さの岩を積み上げたと提議しています

古王国時代、特に階段ピラミッドが建設されていた古王国時代初期には雨が多かったという説は広く信じられています