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ガンズかわせ山田アマゾン1位対談

かわせ:こんにちは。セルフパブリッシングSF雑誌『銃と宇宙 GUNS&UNIVERSE』編集長かわせです。ガンズの中の人の活動を紹介するこの企画。第七回はガンズで『アンフォールドザワールド・アンリミテッド』連載中、そして『超感覚少女ミサキ:きみのこころが聞こえる』を刊行し、Amazonランキングロマンス部門1位を取って絶好調の山田佳江さんをお招きし、その辺りのところをうかがいたいと思います!

山田:わーい、よろしくおねがいします!

かわせ:ミサキ読ませていただきました。面白かったです。特に、中盤辺りは、じわじわと事態が進んでいって、これはどっちに転がっていっちゃうんだろうとハラハラして読んでました。目の前のシーンではイチャコラしてたりするんだけど、これ、上げて落とすのパターンだよねと思って。

山田:ありがとうございます。本当はもっとイチャコラさせたかったんですけど、ついそれ以外の要素の密度が高くなってしまいましたね(笑)

かわせ:いや、でも、そのそれ以外の要素が、いい感じで緊張感作ってましたよ。おばあちゃんの夢では「やばい、これはあの日が来ちゃう」と思ってたし、連続暴行事件は進行してるし、そんな中で「これって三角関係?」となってると、追い詰められたらなんか起きそうといやな想像が脳裏をよぎるし。行間にそういう想像をさせる部分を作っていくのは、さすがだなあと思いました。

山田:『超感覚少女ミサキ』のプロットを作るとき、三色の付箋を使って作ったんですよ。ピンクはラブ要素、水色は過去が解き明かされていく、黄色は現代の事件の推理、って感じでバランスよく構成することを心がけてました。だけどどうしても「ピンクの付箋少ない!」ってなっちゃいましたね。
 場面ごとに付箋にプロットを書いて、それを並べ替えたりしてました。「おばあちゃんの謎が分かるのは、事件の犯人が分かるより先かな、後かな?」みたいに考えながら、何度も並べ直しましたね。

かわせ:付箋使うのはうまい手ですね!僕もB7サイズのメモ用紙使ってエピソード並べて、前後入れ替えたりして構成しますけど、色付きのほうが一目でわかりますもんね。

山田:色付き付箋方式は、『超感覚少女ミサキ』で始めてやってみたのですが、気に入ったので、その後もプロットを作るときには使ってますね。短編だとそこまでしないですけど、長編を作るときにはメインプロットだけだと密度が足りないので。

かわせ:確かに、サブプロット組んで複線の構造になってるお話作るときには有効ですね。ところでこの対談は、第2回の『ガンズかわせ山田今年はがんばるぞ対談』を受けてのものになっておりまして。
 キャンペーン張ってAmazonランキングロマンス部門1位は、一つがんばったと言っていい成果ではないかと思います! 現在(2018/7/9 12:00)でもまだ5位ですね。なかなかいい感じだと思うのですが、山田さんの手応えとしてはどうですか?

山田:「2018年は小説にステータスを全振りするぞ!」というのを決めまして、それ以外のことをなるべく整理してやることを減らしていったのですが、正直3月くらいまではほとんどなにもできていなかったんですよね(笑) 「書くぞ書くぞ」って言いながら悶々としていたのですが、4月くらいからなぜか急に調子が出てきて、たくさん執筆したり、販売戦略を立てて実行する元気が湧いてきました。『アンフォールドザワールド・アンリミテッド』の続きを書いたり、オルタニア連載の『詐欺師の鍵』のエピローグを書いたり、新作の『感情買取ドットコム』を書いたりしてました。

かわせ:『感情買取ドットコム』も話題になってましたね。

山田:『感情買取ドットコム』は「とてもわかりやすいSFを書こう」という挑戦で書いた短編でしたが、発売キャンペーン中にAmazonのロマンスカテゴリで1位をキープしていたのですよね。SFカテゴリのランキングも悪くなかったのですが、ロマンスカテゴリでの相性に手応えを感じました。なので、『超感覚少女ミサキ』も、ロマンスカテゴリでより人気が出るように、表紙デザインなどを検討しました。

かわせ:なるほど、そういう流れもあったんですね! 『アンフォールドザワールド』もロマンス×SFですけど、押し出し方を変えたんですね。『感情買取ドットコム』は、確か、表紙どっちがいいですかみたいなアンケートを取ってましたよね?

山田:『感情買取ドットコム』は、元々「文学フリマ」のオルタニアブースで売るために書いた短編だったので、最初はとにかくブースで目立つように「派手でちょいダサなちらし風」の装丁にしていました。ちらしバージョンの装丁もわりと評判が良かったのですが、Kindleで販売するにあたり、違う表紙でいってみようかなーと作り直したのです。軽い気持ちだったのですが、思いの外ロマンスカテゴリに馴染んだ装丁になって、いい結果を生みましたね。

かわせ:僕、チラシ風に投票してた。流れが生まれないところだった、危ないw あと、キャンペーン中、既刊への導線も作ってたじゃないですか。あれは効果ありました?

山田:『感情買取ドットコム』の新刊キャンペーン→既刊8作品99円キャンペーン→『超感覚少女ミサキ』発売キャンペーン、という順番でやったのですが、どれも予想以上の効果がありましたね。既刊のほとんど売れていなかった作品がそれなりに売れてくれたのは嬉しかったです。あとは、『超感覚少女ミサキ』が売れたあとに、じわじわとまた既刊本が読まれているようで、「新刊を出し続けるべきだな」と思いました。出産や育児などでしばらく新刊を出していなかった時期があるのですが、やはり既刊本もあまり売れていなかったのでですね。

かわせ:とにかくまず、書いて出し続けるのが大切ということですね。僕はそこができてないんだよな(反省)
 さて、第2回を受けてということでは、前回の話題の中に「セルパブのおかげで商業ボツ企画を死蔵しなくていい」というのがあったんですが。
 死蔵マスターの僕として聞き逃せなかったのが、『ミサキ』も何やらあったそうではないですか!

山田:そうですね。元々『超感覚少女ミサキ』は、とある商業レーベルで出る予定だったのですが、色々あって塩漬けになってしまいました。

かわせ:投稿作だった? それとも向こうからアプローチが来たんですか?

山田:ある出版社で新レーベルが立ち上がる予定で、人づてでご紹介をいただきました。「新レーベルの第一弾作品!」ってことで、そうとう気合を入れて書きましたね。

かわせ:それが流れちゃったのは?

山田:草案からプロット、執筆まですごく順調に進んで、完成原稿で編集者の方にもOKをいただいていたのですが、間もなく出版という段階になって上の方から「レーベルの趣旨と合ってない」みたいな話になりました。で、急遽大幅な書き直しを要求されたのですが、どうしても納得がいかず。そこまでの時点で、諸々の不信感も募っていたので「取り下げさせてもらえませんか」とお願いしました。その時点で、契約書もなにも取り交わしていませんでしたし、もちろん書き直し分の原稿料など出るわけもないのですね。

かわせ:うわー。

山田:老舗ではないにせよそこそこ名の知れた出版社でしたし、担当編集者の方も、私でも名前を知っているくらい有名な方だったので信頼していたのですが、甘かったみたいです。同じレーベルで出版した作家さんは、7割書き直したと伺いましたので、私に根性がなかっただけかも知れません。でも、納得のいかないものを、どうしても世に送り出したくなかったのです。書き直して良い作品になるのなら、がんばれたと思うのですが。「主人公を女子高校生ではなく高専生にしてください」とかも言われたので「もう無理!」ってなりました。高専生にするとキャラ設定から変えないといけないじゃないですか(笑)

かわせ:なんか、よく知ってるパターン(笑)

山田:一応フォローをしておくと、担当編集者の方が悪いというわけではなく、新レーベル第一弾だったので、編集者の方が想定したターゲットと上の方が想定したターゲットにずれがあったのだと思います。実際に、最初に拝見したレーベルの資料と、けっこうずれた印象のレーベルになってスタートしていましたので。

かわせ:担当さんと編集長で評価基準が違うのは、あるあるですねー。そうなっちゃうともう通らないので、新しい基準に合わせて大改造するしかないのですが、正直ぐっちゃぐちゃになってあんまりいい結果出ませんよね。前の設定とかイメージが足を引っ張るので、一から書いたほうがまし。
 僕も書きたいイメージがあって書くタイプなので、その手の大改造を要求されるのは苦手ですね。一番の核を捨てた時点で書くモチベーションがガタ落ちで、古い設定と新しい設定の辻褄合わせるのが手間な分クオリティ下がるんじゃないかとか、もうぱったり手が止まる。そこで折り合いつけられる人が仕事になるんだろうなと思うし、実際、それができないから死蔵マスターになっちゃってるわけですけれどもw

山田:それこそ、このあいだの対談の話とつながりますが、今は出版社を経由せずとも、自力で作品を公開する方法がありますし、マネタイズもできるようになってきました。以前はセルフパブリッシングでの収益は、良くても中学生のお小遣い程度だったのですが、会社員の月収程度に稼いでる個人作家さんもちらほら見かけるようになってきましたし。『超感覚少女ミサキ』も、今の販売ペースで売れ続ければ、一年くらいで出版社からもらえるはずだった原稿料を超えるのではないかと思っています。まあ、実際には初動のペースで売れ続けることはないと思いますけど(笑)でも、何年か経てばたぶん超えます。出版社からのお話では、原稿料はともかく提示されていた印税率はとても低かったので、長い目で見れば1作品で得られる収益は逆転すると思いますね。

かわせ:僕、このあいだ登壇させてもらった日本独立作家同盟のイベントで、「無名Web作家からの脱出戦略」を、投稿サイト→書籍化→アニメ化としたんですよね。で、途中でそういうルートでいいのかという質問があったんです。
 正直言うと、話がややこしくなるから単純化した部分があって、それはまさに今、山田さんが言ったことなんですよ。書籍化の部分、プロデビューという部分が、実はみんなが憧れてるほどすごいことじゃないし、他の手段もある。僕は一応、漫画も小説もプロデビューして本が出てるけど、僕程度のレベルだったら稼いでる個人作家さんとは完全にひっくり返っちゃっています。
 それに収益逆転の部分も、セルパブならではですよね。これからは商業出版も電子化が当然になるだろうから、ロングテール商品としては同じように存在するはずです。でも、セールスは違ってくるんじゃないか。先ほど山田さんが言った、書き続けると前の作品が動くということが、商業出版ではある意味できないから。
 だって、ばんばん書き続けられるのって、ロングテールなんてなくてもいい売れっ子作家ですからね。ほとんどの人は出版社にとってデビューさせては見たもののセールス芳しくないので、二作目は厳しく精査するという扱いで、なっかなか次が出ないんですよ(悲哀)
 僕は最近、セルパブがまずありきなんじゃないかと思っています。むしろ、プロ作家のほうが、セーフティネットとしてセルパブやっとくべきなんじゃないかな。

山田:「無名Web作家からの脱出戦略」 ~小説投稿サイトと公募新人賞の現在~ #aiajp
このイベントですね。

かわせ:それです。講演録も出る予定なので、興味がおありの方はどうぞ―。(宣伝)

山田:私も以前、商業出版社から出していただいた電子書籍があります。ぼちぼちとは売れているようですが、印税率が低いので(出版社経由なので当然のことですが)セルパブで出している他の本よりも収益は低いのですよね。仮に、商業出版の電子書籍が10%だとして、Kindleダイレクトパブリッシング専売で自分で売れば、印税は70%です。出版社には、個人出版の7倍売っていただかないとわりに合わないわけで「出版社から出してもいいな」と思えるメリットをこれから出版社が出していけるかどうかですね。
 有能な編集者さんに作品をよりよくなるよう指導してもらい、紙の書籍の販路を確保してもらい、販売戦略、宣伝、メディアミックス、などといったメリットがあるのなら、ぜひ商業出版で出したいものですが、今の出版界の状況をみると「夢を見すぎだろう」という気もします。一部の売れっ子作家さんには商業出版社から出すメリットがあると思いますが、そこから漏れていくプロ作家さんも数多くいるのではないでしょうか。

かわせ:そうですねー。

山田:そして、セルフパブリッシングで出してしまえばそこで商業出版への道が途絶えるのではなく、良い作品ならば話題になり「うちの出版社で出しませんか」という声がかかることもあります。実際にそのようにして、元々セルフパブリッシングだけれど、商業出版社から再販されたという作品もあります。
『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』『藤元杏はご機嫌ななめ ―彼女のための幽霊』『鶴ヶ島コンビニ戦記』などはそうですね。他にもたくさん、元個人出版だった作品はあります。

かわせ:そうなんですよね。エブリスタの有田さんをお招きしての企画だったので、投稿サイト→書籍化の流れを取り上げたんですけど、そこのところは今もっと複雑で、いろいろ選択肢がありますよね。
 紙の本が一般書店に並ぶというのは、確かに目に見えるわかりやすい成果ですけど、条件考えると、そこまで絶対的優位ではない。世間に出るのは成功した事例なので、山田さんが体験したような、編集部内のコンセンサスが取れていなくて、ぐっちゃぐちゃになるケースは埋もれてる。
 それに、今回のお話聞いて、いいなと思ったのは、「ロマンスでも行けそう」の部分なんですよ。SF×ロマンスって、作品としては見かけますけど、はっきりジャンルとしては意識されていないじゃないですか。そこに自分で強みを見つけて、トライすることができる。これは自分で意思決定できるセルパブならではで、レーベルの事情とか、世間の流行とか抜きにして、己の最大値を探れる。SF×ロマンスは山田さんの特性的に、すごく向いていると思いますし。需要も結構ありそうな気がしますしね。

山田:そうですね。『感情買取ドットコム』も最初はロマンス路線で売れるとは思っていなかったので、キャンペーン中に方針を変更し、宣伝ツイートも随時変えていきました。セルフパブリッシングだと、規模が小さいので販売戦略も気軽に変更できるんですよね。例えば発売後に「このカテゴリは違ったな、手応えないな」と思えば、変更することもできますし、「売れないな、価格が高すぎたかな」と思えば値下げもできる。新刊が発売されたら、連動して既刊を値下げキャンペーンすることもできる。商業出版社だと規模が大きくなってくるので、そこまでフレキシブルに動くことは難しくなってくると思います。言えば対応してくれるところもあるのかも知れませんが、なかなか「ちょっと明日から一週間くらい値下げしてください」とは言いづらいものがあります(笑)

かわせ:とにかくチャレンジできるのがいいですよね。それが作家を救うと思う。
「売るのに一番効率的な内容」ってあると思うんですよ。極論すれば「"お前"はいらない。売れるものが欲しい」という世界。
 そういう例は今でも耳にします。逆に一度売れた作家がずっと同じものを求められるケースもあります。さらに、もう内容以前にその作家の直近の数字見て企画通すかどうかとか。これらは厳しくなる出版環境の中で確実性を求める心理で通底していると思うんですけど、多分、厳しくなることはあっても緩まることはない。「一番売れる展開」でさえページごとのPVから探れるわけですから。
 その時に、作家が「これはこう行きたいんだ。そんな直し方したら壊れちゃうんだ」という思いを貫ける。「自分はこういうことができます」「自分はこういう作家です」ということも提示できる。自分の腕次第で、それでも数字を出せるかもしれない。
 そういうチャレンジをできることが、とても重要だと思います。だから、山田さんが下手な直しをしなかったものが、しかもほかの作品とつながったいい流れで結果出してると聞くと、うれしいですね。

山田:セルフパブリッシングは個人の自由でいられる分、校正や校閲、装丁のデザイン、宣伝まで全てやらないといけません。もちろん、校正やデザインの外注も可能ですが、発注は自分でやるしかない。「書くこと以外は苦手だけれど、良い作品を書く人」ほど、商業出版社から出すべきだと思うのですが、今は多くの出版社が「SNSで発信力を持っている著者」を求めている状態です。埋もれている良作品にまで手が回ってない。
 そういった「作品を発掘するリスク」を抱えられるのが、セルフパブリッシングの雑誌やアンソロジーだと思うのですよね。現在、私が関わっているものには、『銃と宇宙 GUNS&UNIVERSE』や『SF雑誌 オルタニア』がありますが、最近では隙間社さんがキュレーションを務める『BRuTiFuL』が興味深いです。クオリティの高い、尖った作家さんが集まっていますね。

かわせ:セルパブ雑誌はもっと出てもいいですよね。売り出し方の工夫の一つですし。

山田:スティーヴン・キングの『第四解剖室』という短編集の序文で、2000年代の初頭に始めて電子ブックを売ったときの体験が書かれています。キングはその序文で「しかし、だからといってその作品を市場に送り出すにあたっても、先祖代々うけつがれてきた昔ながらの流儀にしたがう義理はない。小説が昔ながらの流儀でつくられているからといって、完成した作品を売る方法が、その作品を汚染したり、あるいは価値を貶めたりする方法に限定されるのが当然だと考えていい理由はひとつもない」※ と語っています。めちゃくちゃ売れてるスティーヴン・キングですら、従来の本の売られ方に疑問や不満を感じているのか、と思いましたね(笑)※『第四解剖室』スティーヴン・キング 新潮文庫 より引用

かわせ:「汚染したり、あるいは価値を貶めたりする方法に限定」w 溜めこみ方半端ない感じですね。不本意な妥協があったんだろうか。

山田:ですよね(笑) 世界一売れてそうな作家ですらそれですから、我々が思うようにならないのはしょうがないというか。他にも、電子ブックがたくさん売れたときに、みんなが「いくら売れたか」ばかりに興味を持って、本の内容に全然触れてくれないのに怒ってたりしました。つい共感してしまう。

かわせ:誰も内容に触れてくれない不満も、考えてみたら、この話題と絡むところがありますよね。結局、みんなに共通の価値観ってお金だけだから。
 キングさんの話は多分当時電子ブックが売れたことにニュースバリューがあったからなんでしょうけど、それでも作者が思ってるほど内容は尊重してもらえないのは確かだと思います。そういう部分が、大改造して作品AがA´どころかBになってしまっても、売れればOKという判断につながっていく。
 作者としてはAをAのままいかにして売るかという線もほしいけれど、Bのほうが売れるかもしれないときに、自分がそうしたいからとそれを他人に納得してもらうのは無理筋だと思うので、やっぱりセルパブになる。あってよかったセルパブ。

山田:お金に換算するとわかりやすいですもんね。私、音楽のこととかよくわからないので「このバイオリンは素晴らしいものだ」と言われてもどのくらい素晴らしいのかわからないけど、「このバイオリンは一億円する」と言われたら、それは価値のあるものなのだろうなあと思いますし。小説も「よい作品を書けば必ず売れる」という世界でもないので、なかなか報われませんが、なんらかの形で書いて出さなければ売れることも読まれることもないですしね。

かわせ:バイオリンの細かいところはわからなくても、名演奏だったら、迫力あるなあとかうまいなあとか、聞き手の心は揺さぶられるわけですから、やっぱりとにかく書いていかに届けるかですよね。僕ももっと書かないと。自分のが名演奏なのかはともかくw
 今回は、山田さんの事例をうかがえて、とても参考になりました。ありがとうございました。

山田:『銃と宇宙 GUNS&UNIVERSE』が成功事例と注目されるようになるまで、頑張っていきましょう。ありがとうございました!

かわせ:ということで本日は、『超感覚少女ミサキ:きみのこころが聞こえる』が好評発売中の山田佳江さんをお招きしました。現在鋭意制作中『銃と宇宙 GUNS&UNIVERSE05』に連載の『アンフォールドザワールド・アンリミテッド』も見逃せませんよ! ぜひ、ご期待ください。

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