為替の大福餅

為替の大福餅

最近の記事

2020年6月2日(火)昨日1日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

多数の報道もあるが、皮肉なものである。中国外務省の報道官は「米国は香港のデモ参加者を「英雄や闘士」と美化するが、米国では人種差別に反対する自国民を「暴徒」と呼んでいるのはどういう理由か? とあった。 米ミネソタ州の白人警察官による黒人暴行死事件の米国の抗議デモは140都市に拡大し、ワシントンやSFなど40の都市で夜間外出金利令が発動とのことで、米ドルにとってはネガティブ材料以外何物でもない。 米株を含め世界的に堅調な株価は意外で、新型コロナウイルスの感染拡大時に暴落から回

    • 2020年6月1日(月)16:30時ごろの動き

      トランプ氏の棒読みの記者会見と、中国との軋轢を避けたいのか予想外におとなしい対中制裁に終わったことで市場はリスクに対して安心感が強まる。一方、州兵や軍隊が鎮圧に出動する騒ぎに発展したミネアポリスと他州に連鎖する動きへ。 中国による香港国家安全法の採決や対香港でのデモ弾圧とダーティーなイメージは、中国だけにあらず、米国も黒人と白人の対立はなんとなく不安に。 結果、米ドルに対するリスク回避の流れに、本来なら最も円高に動いてもいいのだが? 市場は日本のファンダメンタルズの悪化と

      • 今週の為替相場を考える(6月1~5日)

        トランプ大統領のSNS規制、ミネソタ州での黒人死亡をめぐる暴動による非常事態宣言とトランプ氏のツイートが火に油。棒読みでトランプ氏らしくない先日の記者会見で、香港の優遇措置の見直しやWHOからの脱退を表明するも、肝心の米中貿易交渉の第1弾合意の破棄には言及はなく彼らしくない。 トランプ氏の選択肢は厳しく、仮に大統領が通商上の優遇措置を撤回するという最も厳しい措置を講じた場合、恐らく世界貿易の再編や米中関係の著しい悪化に、新たな貿易合意も難しくなる。さらに、新型コロナウイルス

        • 直近のIMMデータから

          集計日が5月26日(火)のCFTCのIMM通貨先物のポジションから、円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドルの7通貨ペアの変化を見てみましょう。先週末5月29日(金)とは3日間のずれはありますが、全体の傾向を読み取ることができます。 7通貨の合計を見ると、トータルのネットポジションは、円のロングが増加を反映し、前週の710コントラクトの売り越し(ドル買い)から、6,776の買い越し(ドル売り)へと5週間ぶりに変化しています。 ネットポジションのロングは、ユ

        2020年6月2日(火)昨日1日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

          2020年5月30日(土)昨日29日、海外市場の動き

          中国のトランプ大統領会見。日本時間午前3時の会見前に出た、中国金融セクターへの制裁を検討との報道にとりあえずリスク回避で反応。結果は、香港への優遇措置を見直しへ、WHOからの脱退へ、安全保障リスクの中国人の入国も停止へ。ただし、米中貿易交渉では第1段階の合意は破棄しない意向に、米株は買へ反応。 パウエルFRB議長は、新型コロナウイルス対策の自画自賛で、マイナス金利についていつもながら懐疑的。クドローNEC委員長は、米国はここ数日・数週間・数カ月の中国の行動に憤慨している。ト

          2020年5月30日(土)昨日29日、海外市場の動き

          2020年5月29日(金)14:30時ごろの動き

          終末の金曜日、米中間の対立を軸としてリスク懸念に市場が動く。 トランプ大統領は本日記者会見をするが、米中間の対立のリスクを市場は懸念。米ミネソタ州のミネアポリスで黒人暴行に抗議した混乱に非常事態宣言が発動。在米中国大使は「外国による干渉に対しては対抗措置を講じる」と発言。 人民解放軍参謀長は「台湾の独立を阻止の手段がなければ武力行使も辞さない」考えで、2005年に採択された「反国家分裂法」を引き合いに出している、これは中国が国家分裂と判断した場合に台湾への武力行使を認めて

          2020年5月29日(金)14:30時ごろの動き

          2020年5月29日(金)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

          2020年5月29日(金)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ) トランプ氏は中国に関する記者会見をするとあり、米中間の対立を懸念し米株は終盤にかけて失速し、ダウは前日比-0.58%(-147.63ドル)の下落で終了。原油価格一時34ドル台まで上昇、米10年債利回りは0.7%台へ上昇。 全人代は香港国家安全法を採決、クドローNEC委員長は香港を貿易・金融で中国と同等に扱う可能性を示唆し、トランプ氏は29日に記者会見をして対応策を発表するとのことで、市場はこの動きを反

          2020年5月29日(金)昨日28日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

          2020年5月28日(木)15:30時ごろの動き

          全人代が終了後、17時から李中国首相が記者意会見を行うが、サプライズはあるのだろうか? 日経平均先物の上昇は止まらず、+2.32(+497.08円)の上昇となるも、上海総合はプラス圏から脱落し小幅安で推移中、香港ハンセンは-1.28%と弱い。原油価格(WTI)は31ドル台へと低下、米10年債利回りは0.69%台と小幅高ながら動きは緩慢。 これからの欧米市場では、ユーロ圏CPI、米個人所得・個人消費、カナダGDP、米シカゴPMI、米ミシガン大学消費者信頼感が注目される。

          2020年5月28日(木)15:30時ごろの動き

          2020年5月28日(木)昨日27日の海外市場の動き(午前5時半ごろ)

          ポンペオ米国務長官は「香港はもはや自治を維持できていない」とし、香港に対し「米国内法に基づく優遇措置を認められない」と議会に報告。米中対立の動きはいつもながら不確定要因。余談ながら、「ツイッター対トランプ」の対立はとても興味深い。 市場は新型コロナウイルスからの回復期待が強く株高は止まらず。NYダウは+2.21%(+553.16ドル)と高値圏で終了し、NASDAQ+S&P500もマイナス件を脱し上昇へ。原油価格(WTI)は弱く32.80ドル台で推移。米10年債利回りは0.6

          2020年5月28日(木)昨日27日の海外市場の動き(午前5時半ごろ)

          2020年5月27日(水)14:00時ごろの動き

          日経平均株価の強さはほどほどで+0.7%(+148.06円)と小幅高で終了。上海総合はマイナス幅を縮めるも弱さは隠せず小幅安で推移。原油価格は34ドルを割り込み弱含みで推移。米10年債利回りは0.681%と若干の低下へ。 為替相場は、米中関係は深刻な状況から変化は見られず、香港国家安全法をめぐる香港市民のデモも材料にされず。テクニカル要因なのか? 新型コロナウイルスの閉塞感の開放に盛り上がる株高やポジティブ感も一服し、ドル売りも一服しドルは主要通貨に対し総じて小幅高で推移。

          2020年5月27日(水)14:00時ごろの動き

          2020年5月27日(水)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

          2020年5月27日(水)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き) 世の中不透明感は消えないが、ポジティブ材料が多数あり抑圧の反動の動きは強くリスク選好で、株高+ドル安+クロスでの円安+米債利回り上昇+原油高。 全人代開催中で香港国防法の行方は不透明の中、ECBの追加緩和策の期待、スペインが7月より一部の外国人観光客を受け入れへ、ドイツが欧州の渡航制限の緩和を検討など、世界的に経済活動の再開が見られ、ワクチン開発も後押しし、NY証券取引所は2か月振りに立会場を一

          2020年5月27日(水)昨日26日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

          2020年5月26日(火)22:30時ごろの動き

          2020年5月26日(火)22:30時ごろの動き 米中対立を主に、多数のネガティブ環境の中でも、新型コロナウイルスの閉塞感からの解放を意識しているのか、市場はリスク環境の好転を意識し、欧州市場は株高+債券は売られ利回りは上昇。為替相場はドルからのシフトの動きに思えてならないが、ドル売りがさらに強まり、JPYも同類で独にクロスでJPYは弱いが、USDJPYは108円を試せず。JPYクロスのショートカバーが入ると、逆に一時107.40台まで下落と、相変わらずUSDJPY相場はレ

          2020年5月26日(火)22:30時ごろの動き

          2020年5月26日(火)16:30時ごろの動き

          全国的な緊急事態宣言の解除を受け、日経平均株価は+2.55%(+529.52)と大幅高。上海総合も+1.01%近く上昇し、香港株も+2.08%と大幅高。原油価格(WTI)は34.50ドル近くまで上昇し、休み明けの米10年債利回りは0.7%の大台へ上昇と、中国は香港の一国二制度を堅持する反面、外国の干渉に反対と再表明もあり、流れはリスク選好色が強まる。 為替相場は、リスク選好のパターンにドルは主要通貨に対して全面安で、円も弱くUSD+JPYが共存し、JPYはクロスで全面安。

          2020年5月26日(火)16:30時ごろの動き

          2020年5月26日(月)昨日25日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

          英米が休みで週明けの月曜日。海外市場では香港の国家安全法をめぐる動きを含め人民元発の重要なニュースもなく、米中の対立も新たは展開は無く、静かな動きに終始。 日本では緊急事態宣言の全国的な解除へと動き、経済対策は第1次・2次補正と合わせ200兆円規模となることを発表。経済活動の再開を期待した日本株高=JPY安期待と、米中対立のリスクを意識した=JPY高リスクの両面が相場を支配し、欧米市場はUSDJPYが107.66~75の狭いレンジに終始。ただし、水準的には最近のレンジの上限

          2020年5月26日(月)昨日25日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

          2020年5月25日(月)22:15時ごろの動き

          週明け月曜日。全人代で香港の国家安全法の対応や米中間の対立が、コロナ問題や中銀の金融政策より目先の関心は強い。 英米が休みと重なり市場全体の動きは緩慢。欧州株は強くEUROSTOXX50は+1.87%と上げ幅は大きい、原油価格(WTI)は強く33ドル台半ばで推移。為替相場は 為替相場は、全体的に動きは緩慢で、小幅なドル売りとどまり、全般的にリスクを気にしながらも、USDJPYが早朝から底堅く推移し、JPYはクロスで小幅な全面安と、リスク回避のJPY買い行動は感じられず。こ

          2020年5月25日(月)22:15時ごろの動き

          2020年5月25日(月)14:25時ごろの動き

          メモリアルデーで英米が休日の中、今週は月末週に当たり、ポジション調整が強まる可能性もあるが、新型コロナウイルスの感染拡大による閉塞感の解除期が広まる。 中国では全人代(22~28日)が開催され、香港問題を含めて米中対立が危惧するムードからスタートしている。米中リスクの中でも、日経平均株価は現時点で315.50ドルの上昇と強さを維持し株高の流れが続いている。 上海総合はフラット、香港株は先週末に続き弱く、全人代で国家安全法が制定される可能性が高い中で、香港市民のデモ激化もあ

          2020年5月25日(月)14:25時ごろの動き